感謝
2011年03月23日
とある私立小に通うTくん。ゼミに来るなりお母さんに
「どういうの?」と促されます。
「あのう、えーっと、国語も算数も両方とも『5』でした」
「おお、それはすごい」と驚きます。聞けば各領域すべてオールAでの完璧な「5」だそうです。ふだん真面目にやっているのが成果となって表れるのはうれしいことです。
中学生同士が小声でしゃべっています。
「成績どうやった?」
「42。一回下がったけどまたもどった。あんたは?」
「俺40」
「すごいな。初めてちゃうん40いったん」
「うん」小耳にはさんだ私が口をはさみます。
「すごいやん。そやそや、みんな通知票持って来てや」40、42は立派です。こちらもうれしく、誇りにおもいます。みんながみんなこういけばいいのですが、ことほど左様に甘くないのが現実です。でも一人ひとりが少しでも成績を上げて喜んでもらえたらそれは私たちにとっても無上の喜びです。
授業が終わって片づけてものをしていると表で車のドアがしまる音。ほぼ同時にピンポン。
「ん?」と思って出るとNくんとお母さまでした。
「遅い時間にすみません。お世話になりました」彼は高校で野球をやります。
「野球の練習たいへんやろな。がんばりや。時間ない中でやることちゃんとやっとかんとあかんで」
「はい」まあ彼は真面目でやることはちゃんとやるんで大丈夫でしょう、たぶん。今年は野球組が多く公私あちこちの野球部に進学します。楽しみですね3年後が。みなで甲子園をかけて競ってくれたらうれしいです・
先日も私のいない時にTIくんやKKくんのお母さんがいらしてくれたようです。こちらがお礼を言わなければいけないのに恐縮です。すぐ電話をしてTIくんちにはお礼が言えましたがKKくんのところはご不在。まだお礼が言えていません。明日連絡してみましょう。
こちらは当然のことをやっていますが、それで感謝されるのはありがたいことです。感謝される仕事についている幸せを思いつつやすみます。