負うた子に教えられ
2011年03月07日
ゼミの卒業生で色鉛筆を使って童画を描く女性がいます。先日彼女のブログを読んでいて彼女の絵が一流企業のカレンダーなどに採用されていることを知りました。とっても幸せな、誇らしい気持ちになり思わずメールをしてしまいました。
教え子がいろんな方面で活躍しているのを、いや活躍していなくてもそれぞれの人生をしっかり生きているのを知ることは大きな喜びです。
ほんわりした子でした。穏やかで物静かな子でした。ほかの子が休み時間に騒いでもひとり大人しく座っていました。といって孤立するわけでもなくみなが一目を置いていました。目立ちませんが勉強はできました。考えが深い子でしたね。
私がつまらぬことを言うとほかの子は大笑いをするんですが彼女は笑いません。といって暗いわけではありません。孤高を保つというか大人の雰囲気を漂わせていました。彼女のお姉さんも同様。二人揃ってよく勉強ができました。
私は当時
「彼女らを笑わせるぞ」とそれが第一目標で教室に入りましたね。授業中彼女らがくすりとも笑おうものなら心の底でガッツポーズをしていましたね。「なにしに授業にはいってんの?」という声が聞こえてきそうです。
彼女のみならず、今までに関わった子どもたちからいろんな、いっぱいいっぱいの思い出をもらいました。楽しいもあり、うれしいもあり、もちろん悔しいも悲しいもありました。そのひとつひとつに素直に「ありがとう」と言えるくらいの年月を経ましたね。
彼女も昨年お母さんになりました。今は子育てをしつつ創作活動に励んでいるようです。かかわりのあった子どもたちが成長して「大きく」なっていく姿を見たり、聞いたりするのは喜びです。
その喜びを与えてくれるみんなに感謝しつつやすみます。
昨日のブログは極めつけの尻切れトンボでした。中途半端なまま寝てしまったようです。すみません。