書を紐解く
2010年11月29日
朝倉かすみさんの『肝、焼ける』を読んでいます。タイトル自体も目をひきます。なんでも北海道方言で「ひどくじれったくていらいらする」というような意だそうです。北海道歴7年の私は存じませんでした。
その作品にある言葉が登場します。一つは「ひかがみ」で今一つは「うべなう」です。
話の前後から前者は「脚のどこか」後者は「相手に対して何事かを肯定する」というような意味であろうと推定できます。が、しかし明確な語義は知りません。さっそく愛用の電子辞書で調べました。
「ん~んんん、そうか。そうなんだ」まったく知りもせず使ったこともない言葉でした。54年生きていてもまだこんな言葉に出合います。人生日日勉強ですね。さすがにしかし、それにしても辞書です。ちゃんと載っていることに感心しました。
さて、その意味はいかに? 正解は明日に譲りましょう。気になる方はお調べください。
なんでも知っていると思いあがる気はさらさらありませんが、いまだに新しいことに出合える本の世界は深いですね。言葉のみならず、まったく経験のない人生もそこに広がっています。
夜の長い秋。みなさまも書に親しんでみられたらいかがでしょうか。