粋(好きなことばです)

2010年10月09日

朝、ロボットのためにゼミに着いて下に落ちているアサガオの花がらを拾っています。
「あれ、Mさんちの車といっしょの車だ。でもこの時間まったく関係ないしどなたか見知らぬ方だろう」と思っていると車が近づいてきます。降りてこられたのはやっぱりMさんのお母さま。
「おはようございます」
「おはようございます。先生これお好きかどうかわかりませんけど」となにやら袋に入ったものを差し出されます。
「栗おこわです」
「え、わざわざですか」
「いやうちのも買いに行ったのでついでと言っては失礼なんですが」と。
「う~ん、ありがとうございます。遠慮なくいただきます」このお母さま、ご旅行や帰省時だけでなく、折にふれお菓子などを持ってきてくださいます。ちょっとした心遣いができるってすてきなことですよね。見習わなければいけません。

粋な気遣いありがとうございます。

「うちの子がいつもお世話になってますから。あの子、公立高校へ行けて・・・・・・ほんとに学校生活を楽しませてもらっています」そう今個別に来てくれているときの様子からもそれは十分察しがつきます。がんばって行きたい高校へ行けてほんとによかったです。

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ふっくらおいしい栗おこわ。まさに旬の味、講師とわけわけして、おいしくいただきました。ありがとうございます。

中国の劉暁波氏がノーベル平和賞を受賞されました。なんと獄中でのそれです。
「長年、中国で基本的人権(の確立)のため非暴力的な手段で戦ってきた」というのがその授賞理由。
共産党の一党独裁体制の廃止を呼びかけたことで「国家政権転覆扇動罪」という罪に問われ懲役に処せられるのですからかの国は「物言えぬ」国なんですね。今回の授賞に際してもノーベル賞委員会に圧力をかけたというんですから、傲慢な態度です。
世界第2位の経済力を持つ国になったんですからそれにふさわしい立ち居振る舞いをしてほしいものです、経済力を背景に逆に尊大横柄になっています。
ふだん人権だとか自由だとかをあまり意識せずに生きています。こうやってブログにも好きなことを書ける国にいられてよかったです。中国なら俺を捕まえに来たりして。

まあしかしあまり他国のことばかり言ってられないのかもしれません。検事による証拠の改竄が行われ、刑事によるまるで暴力団紛いのいや同等の取調室での罵詈雑言、脅迫としか思えぬ文言が浴びせられるわが国もあまり安穏とはしていられないのかもしれません。
警察であんな風に取り調べられたり検事がうその調書を書いたりしたら、いかに被疑者とはいえたまりませんよね。

まあ、あんまり難しきことに言及するのはよしましょう。メッキがはがれますからね。というかはがれるもんはもともとありませんね。

寝ましょう。