冤罪
2010年09月21日
テレビをつけるとどこかの検事総長が謝っています。どうやら郵便不正事件での控訴断念に関してのそれのようですが謝罪するのって今までありましたでしょうか。とかなんとか訝しく思いつつ見ると、大阪地検特捜部検事で、この事件の主任が証拠を改竄していたというではありませんか。
裁判官にせよ検事、弁護士いずれも「真実の見方」だと思っていました。それがこの体たらくです。なんで? 検察のプライドを守るため? 己の出世? 冗談じゃないですよね。こんなことがあったら世間一般で行われている裁判そのものの公平性が問われる由々しき事態です。
俺みたいな、普通の人間だって一応不義はすまい、正しく生きようと思いますよね。それなのに、法を司る方がそれを逸脱したらそれはもう信じるものがないでしょう。けっして偉そうなことが言えるやつではありませんが、最後の法の下では公明正大、厳正な姿勢をお願いしたいと思います。信じられへんやつに裁いてはほしくありません。
このたびの村木元厚労省の局長さんの件では思います。彼女は休職という逃げ場にいて、いやこれは語弊ありか。休職という恵まれた環境がありました。
数年前に読んだ『ぼくは痴漢じゃない』という本の著者、鈴木さんは裁判の結果、無実は証明されたものの、その起訴、裁判の過程で職を失いました。今どうされているのかはわかりません。あの本1冊の印税で暮らしていけるはずもなし、きっとご苦労されているんではないでしょうか。
人の一生を左右しかねない起訴、不起訴やなんやかや。慎重を期してもらうに越したことはありません。
冤罪は勘弁願いたいです。
今日は柿田川の湧水の写真などをお目にかけようと思いましたが、PCやや不調ということで明日以降です。
ブログを読んでくだすっている方々から温かいお言葉。いたみいります。ありがとうございまする。Kちゃん、Sさんありがとさん。