かくかくしかじか

2010年05月23日

朝から衣中のテスト対策でした。用事でお休みの子もいましたが来てくれた子たちはがんばってやっていました。

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今日は国語。国語は難しいですね。特に今回は各学年とも「詩」が範囲に入っています。工藤直子さん『のはらうた』谷川俊太郎さん『春に』新川和江さん『わたしを束ねないで』です。詩は味わえばそれでいいと思うのですが、教科ということになるとそれだけではいけないのでしょうか。まあ味わうにはそれなりの「国語力」が必要ですから「勉強する」ことも必要でしょう。でもやっぱり「詩」は味わうのが一番ですね。

工藤直子さんは昔講演をお聞きする機会がありました。とっても澄んだお声の持ち主で、ご自分の詩の朗読もされつつのお話でした。おじさん(私のこと)が感動のあまり涙をこらえられない(またか)すてきなものでした。
「かまきりりゅうじ」くんの詩に中1の教科書で接して思わず『のはらうた』を全巻買ってしまいました。(何かのどさくさの折紛失。先日偶然本屋で1冊だけ見つけて購入しました)「へびいちのすけ」くんの詩もすばらしいですよ。
すべてがひらがなで綴られ、やわらかい感じ。動物たちが書いた、ほんのり温かく幸せな気落ちにさせてくれる詩が満載です。

彼女は随筆にもいいのがあります。作品名は覚えていませんが、田舎から娘の様子を見に東京へ出てきた文字通り田舎もん丸出しの父親にうんざりしつつも自分を思ってくれる父の愛を感じ、父に辛く当ったことを心から悔いるというような内容を含むそれです。噴き出してしまうような場面を盛り込みつつも最後はしんみり、じんわり心動かされます。今思い出しても目が潤みかけます(はいはい)。

大雨でしたね。そのせいか気温も低く肌寒い一日でした。
原谷裏庭(と言うほどのもんでもないが)にカタツムリ出現。紫陽花につぼみがついたのも発見。両者雨が似合います。

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雨が降るとすることがなくて困ります。昨日のような天気のいい日には外で遊ぶのが大好きなつゆちゃんですが、仕事で遊べず。今日は授業は早く終わったもののこの激しい雨では外では遊べず、つまんないですね(なに子どもみたいなこと言うてんのん)。
大人のみなさまは雨降りには何をして遊ばれているんでしょうかね。

ということで読書。渡辺淳一さんの『風のように・不況にきく薬』を読んでいます。95~98年に『週刊現代』連載のものですから古いのですが、当時の社会情勢や事件を思い出しつつ読んでいます。彼はなかなか思い切ったことを書きます。ちょっと「常識」を覆すようなところがあり、ものの見方がおもしろいです。気を衒う感じは否めませんが、だからこそ商売としての文章になるんでしょう。今ひとつは彼は北海道人。あちらの話もふんだんです。ところどころでかの地を思い出させてくれます。北海道大好き人間の私にはおもしろいです。
ところで彼は1933年お生まれですから、御年77歳です。お元気なんでしょうかね。去年どなたかの新刊本の「帯」に書評を書いていらしたのを見たくらいですね、最近は。

ということで(どういうことかな?「いやあ、それは、あれがこうなってかくかくしかじかですよ」)やすませてもらいましょう。