再発見 新鮮
2010年05月17日
朝から原谷でポスティング。以前住んでいたこともあり、あちこち回りながら懐かしい感傷に浸りました(似合わんなあ)。5年ほど前にも同様やりましたが、当時と比べそう大きな変化はありません。ただやはり
「原谷は坂の街やなあ」と感じます。平地がありません。道は緩急こそあれ必ず傾斜しています。おまけに今日の暑さ。3時間歩きづめで健脚自慢の私もさすがに疲れました。汗だくでしたね。ほぼ隈無く回りました。生徒の家も何軒か見つけました。
「けっこう遠くから来てくれてんのやなあ。報いなあかんなあ」「雨の日は大変やろなあ」などなど考えました。
今日はかなり犬にほえられました。いきなりのこともあり驚きましたね。犬は好きなんですが犬には好かれないんでしょう、きっと犬が私の腹黒さを見抜いているのでしょう。あはは・・・・・・
でもひさびさに原谷を回って新鮮でしたね(かなりしんどかったけれどもね)。再発見でしたね。昔の子どもたちの知り合いの家々なども確認したりしておもしろかったですね。
途中見つけた変わった色をしたカミキリムシです。人生53年にして初めてお目にかかる色です。知らぬことはまだまだあるものです。
右写真は配り終えて戻った車の温度計です。お日さんのしたに駐車していたので当然と言えば当然ですが暑いですね。
一度帰ってシャワーを浴びて出かけました。自転車だったんでまた汗をかきました。これからまただんだんと暑くなっていくんですよね。その前に梅雨もあるし(俺、つゆはら「ええて」)。まあ梅雨があるから夏の解放感がある訳だし、秋の涼しさがあるから夏の酷暑にも耐えられるし、冬の寒さも春を思えばなんとか凌げるし、四季のあることに感謝して日々を送りましょうか。
中3生が修学旅行で休み。事務室で空き時間を過ごしていると人が来た気配。
「ん?誰やろ」と思っていると、なんと高2になったKRくんではないですか。
「お~元気? もう2年やな。家から通てんの」
「はい」彼は京都農芸高校へ進みました。亀岡の園部寄りにあるそうです。1年時は全員入寮。2年時から通学が認められます。
「遠いし大変やろ。何時起きや」
「5時半です」
「うわあ~眠いな」
中3の二者面談で彼が先述の高校へ行きたいと言ったとき俺は
「とりあえず公立へという気持ちで言うてんねやったら考えなあかんで。実習が主な学校やし、興味がないのに行ってもしゃあないで」
「あ、いや、家畜好きやしやりたいんです」
「ほんまに真剣にそう思てんねやったら応援するわ。そやけど、それやったらもうちょっとちゃんとすることせなあかんで」
「あ、はい」というような会話を交わしました。
今日来た彼は成長していました。中学の時のようなちゃらんぽらんと言うか、何したらええかわからんと言ういい加減なところがすっかりなくなり、すっかり大人になって成長した彼がそこにいました。うれしかったです。思わず目頭が熱くなりました(またかいな、あんた涙腺弱すぎやで「ええね」)。
なんでも2年から専攻が別れるそうですが、彼は畑で作物を作る課程を選んだようです。
みんながみんな普通科へ行く必要はないんですよね。実業科(今はこのことばはないのかもしれませんが)の方がずっと人生に役立つことが多いのかもしれません。ドイツのマイスター制度のようなものが日本にもあってもいいかなと思いますが、うろ覚えの知識のいい加減程度で言及すべきではありませんね。
みなそれぞれに人生を送ります。捨てたもんじゃないよね。
俺もそれなり日々を送りましょう。