旅は情け人は心

2010年05月02日

「床」が開かれたそうです。鴨川を渡る風の中での食事は京情緒を味わうには絶好です。
個人的には一度だけ行きました、仲のいい友人たちと。たまたまでしょうが、正直言って印象はよくなかったです。あまり悪口を詳しく書くのは嫌なので書きませんが、もし私が観光客だったら
「せっかく京都の風情を楽しもうと思って来たのにがっかりだな」と感じました。
京都って日本中の人が一度は行ってみたいなと思っている街だと思います。世界からも多くの人が訪ねてきます。せっかく来はった人たちをがっかりさせないようにしたいですね。

私の仕事は観光とはまったく関係ありませんが、観光客と思しき人から道を聞かれたら快く教えて差し上げるくらいのことはできます。それで
「京都の人って親切やな」と思ってくださったらうれしいじゃないですか。現に私も旅先でその地の人の親切さに触れ、その旅が印象深く心に残っていることも多くあります。

西賀茂には通好みの「正伝寺」があります。桃山城から移築された「血天井」が有名ですが、庭越しの比叡山の借景がなによりすばらしいです。確か小堀遠州作庭です。私も2回行きましたが、今ころはつつじ、秋は紅葉が美しかったと記憶していますが、つつじはちょっとあやしいです。
話がそれていますが、何が言いたいのかというと、ゼミ前で過去にその正伝寺の場所を聞かれたことが何十回とあります。その都度気持ちよく教えてあげるように心がけています。ほんの小さなことですが、それでその方が楽しい旅を続けることができたらこちらもうれしいじゃないですか、ね。(なんか、ちょっと展開苦しいんちゃうん「わかるか。どう続けようかと悩んでんねん」無理すなや「うん、ありがと」)
「旅は情け人は心」ですよね。

街はそこここハナミズキがいっぱいです。

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美しいその花に敬意を表しやすみます。