ご縁
2010年04月15日
今朝賀茂川を走っていて女性とすれ違いました。実は火曜日にも同様会釈してすれ違いました。その時に
「あ、知ってる人やけっこう親しい生徒のお母さんや。誰やったっけ??????」思い出せぬまままた今日です。走りつつ独りぶつぶつ。
「けっこう親しくしていたお母さんや。え~っと、えっと。そやITくんのお母さんや。そやけど、なんでやろ。仕事に行くようなちゃんとしたかっこしてはったな。いつもはアウディやのに、歩いて通ってはんねやろか」とかいろいろ考えました。
ITくんにメールをして確認と思い送信しましたがもどってきました。アドレスを変えたようです。まあいいか。今度すれ違ったら確認してみましょう。
昨日の定例会で幼児教室をされている先生が突然
「せんせ、明日行きます、原谷。咲き具合はどうですかね?」原谷苑のサクラの話です。とても有名な名所があるんです。
「自転車で行こうと思うんですよ」
「え、無謀ですよ」
「いえ、いいんです。最近自転車にはまってるんです。といってもママチャリですけど」
「わかりました。今日3ルートの地図を送ります」とのやり取りがあったんです。で、今日ほんまに自転車で行かはったとしたら心配なんで、電話。呼び出し音が10回以上鳴っても出ません。
「ん~ん」と思っていると
「はあ、はあ、はい、あ露原先生」
「今いいですか」
「はあ、はあ、いいですよ。今ちょうど向かっていて坂を上っているとこ」息が完全にあがっています。
「え、どの道。メインストリート。あの急な」
「M1が通っているからそうですよね。あとどれくらいですか」
「何が見えますか」とのやり取りを交わしました。
しばらくして電話があり、無事に着いてサクラをご堪能の様子。安心しました。
西京極から自転車で行っちゃうんですから、なかなかの豪傑です。
夕方授業前に教室の床をモップで拭いていると階段を上がってくる人の気配が。見ると京都西山のM先生。ときどき寄ってくださいます。
「いや、せんせ。お忙しそうなところにすみません」物腰柔らかな優しい先生です(誰かと違ってね「そうなんです」)。
実は去年の暮、連盟の忘年会でごいっしょしました。その時にM先生が因島のご出身だと知りました。その近くの生口島橋を俺の弟が架けた話やその他の話で盛り上がりました。で、それを覚えていてくださったM先生は帰郷の折、平山郁夫美術館を訪ね、不確かな記憶を辿り生口島橋を描いた平山氏の作品を入手してきてくださいました。ありがとうございます。おまけにさすがに瀬戸内、と思える柑橘系をいただきました。デコポン、甘ナツ、レモン、名前を忘れましたが新種のミカンなどなど。今その一つを味わいながらこれを書いています。とっても瑞々しいです、うまい、甘い。
酒の席でのいい加減な俺の話をきちんと聞いてこの誠意あるご対応。ちいたあ俺も見習わないとね。
西山高校は遠いのですが、ご縁があるのでしょう。ここ数年、毎年1人ずつがお世話になっています。人と人のつながりは不思議であり、ありがたいものです。大切にしていきましょう。