池波正太郎さん

2010年03月19日

「大学生(昼間部)の平成20年の年間生活費は平均68万円で、ピークだった12年の94万円と比べ約3割減少したことが18日、日本学生支援機構の調査で分かった。学金を受給する学生が43・3%にまで増える一方、学費は右肩上がりで過去最高の118万円に。大学関係者からは「親の失業といった特別な状況でなくても、学費免除を求める学生が増えた」との声も聞かれ、生活費を切り詰める現代学生像が浮かんだ」
とネットの産経新聞にあります。不況直撃というところです。月計算にすれば5万6千円あまり。たぶん住居費は入っていない(?)んでしょうが、一日1,900円足らずでの生活は大変でしょう。
他人ごとではありません。俺だって生活しなけりゃいけないわけですから不景気はこたえます。自助努力が大切なのはもとより理解していますが、行政の努力を望みたいですね。憲法25条で生存権が認められているわけですからね。
世の人々が普通に幸せな生活を送れる日本にしてください。けっして贅沢を望むわけではありません。普通にご飯が食べられてたまに映画を見たり、何かをしたりができれば十分ですからね。

俺が大学1回生の時は仕送りは確か7,000円やったかなあ、仕送りは。下宿は3畳一間で3,000円だったか3,500円だったか・・・・・・定かではありませんが、今と比べりゃ10分の1以下ですね。
生協食堂の「すうどん」が70円、「かやく」が100円、朝定食が130円の時代ですから、今とどう比べればいいのかもわかりませんが、「おかね」の持つ価値の違いを実感します、時の流れを感じます。小5のころコロッケ1個5円、たこ焼きが6個で10円やった記憶はあります。

下宿といえば聞こえはいいですが、実は「間借り」ですね。今では死語に近いでしょう。2年目からは先輩が卒業したので、その後の4畳半に移ったと思います。で下宿代は5,000円だったかな。仕送りは、父親が病床についてからは俺の方から断ったんでしんどかった。食べるにやっとでしたね。

あっ、また苦労話になってもた。やめましょう。

やっと『文人悪食』を終えました。文豪の我儘ぶりに感心、辟易。中原中也は繊細な詩人と思っていましたが、実はアル中(?)だったとか、『檸檬』で知られた梶井基次郎はその小説から受ける心象からは想像できないゴリラ顔(ご子孫のみなさんすみません)だったとか、知らぬ事実が明らかになります(あくまで俺の中だけですが)。なりよりうれしかったのは池波正太郎さんが俺のイメージ通りだったことです。(どうそうなんやろ)
一言「粋」です。太宰や坂口安吾、三島にある、うまく言えませんがドロドロじるじるしたところがないんです(すみません。よくわからぬままに書いています。あまりつっこまないでくださいね)。彼はかっこいいね。嫌味なところがまったく感じられないんです。そう思うのは俺だけかもしれませんが、江戸っ子なんでしょう、きっと。

この本は大部だったので途中箸休めで『零下59度の旅』(再読)を読みました。寒いシベリア話にしびれ、凍えながらあっという間に読み終えました。なぜか「北」もん、「寒い」もん「雪」「氷」に惹かれる自分が不思議です。

んで今日は俺はみなさんに何を伝えたいかと言うと・・・・・・忘れました(っていうか毎日別に何もないまんま書いてんねやろ「・・・・・・ええ加減なやつです。平にご容赦を」)。

KSさんのお母さんと本人が授業終了後にいらっしゃいました。彼女はうちのトップクラス。
「絶対に嵯峨野Ⅱ類に合格してもらわにゃ」と自分のなかで至上命令だったんでよかったです。

いろいろあるけど今日はやすみます、ね。