「旬」
2010年01月27日
ソラマメを食しました。なんで今頃と思える時期です。昔、畑をやっていたころは「育てよ、大きくなれよ」と手塩にかけ、春盛んなころやっと市販のそれの半分くらいの豆を収穫して舌を喜ばせました。
菜の花も売っています。どうやら九州のほうでとれた(栽培した)それのようです。まだ1月なんですが、ずいぶん季節を先取りしています。豆も菜の花も大好物なので、それはそれでありがたいのですが、ちょっと季節感がずれすぎますね。いわゆる「旬」はどこへいってしまったんでしょうかね。
好きなものをいつでも口にできるということはありがたいことです。反面、それが収穫される時期をまた迎えられたというありがたさはありませんね。
子どものころはトマトは夏にしか食べられませんでした。昔ばあちゃんの畑で夏の盛りにもいだトマトを丸かじりしたとき、とっても甘く、おひい(太陽)さんの味がしたことがいまだ舌先に残っています。うまかった。
いつでもおいしいものを食べてもらいたい、季節外でも自分の作ったものを提供したいという思いは大切。それに費やす力、工夫は並大抵ではないでしょう。その努力には敬服です。
ゼミに置き換えるなら何でしょう。成績は上がってあたりまえ。志望校に合格してあたりまえ。それ以上の何かを与えられるゼミにならなければいけないんでしょうね。がんばります。いや、今もそうしていますが、それを知らしめ、認めてもらわなければ意味がありません、からね。
いや、難しい、ですね。
ゼミが「旬」になりたいですね。
では。