菅原院天満宮
2009年11月13日
読売新聞によると図書館利用の小学生の平均貸し出し冊数が平均36冊で過去最多だったそうですね(2007年度)。
「読書離れに一定の歯止めがかかったのでは」との文科省の論評ですが、ことはそう単純ではないと思います。図書館を利用したり借りたりしている児童たちは「もともと読む人」です。まったく「読まない人」は読まないままではないかと思うからです。
生徒たちを教えていてその語彙の乏しさに驚かされることがよくあります。知らない言葉が多すぎるような気がします。
「昔の生徒もこんなんだったかなあ」とか「俺も小中学生の頃は同じだったかなあ」とかいろいろ考えます。自分の気持ちを伝えるのも言葉。相手の感情を受け止めるにも言葉が貧しければうまくいかないと思うんです。
家族や友人との会話、新聞やテレビ、読書を通じて語彙を豊富にしていくことを心がけてくれることを望みます。言葉がふえると、その人の持てる世界も広がると思います。特に本を読むことは自分のあずかり知らぬ世界へ踏み込むことができます。
52歳の私だって恋愛真っ只中のあまい世界が広がります。
えらそうにいう私もこのブログを書いていて自分のその少なさにあきれることがありますので、えらそうにはいえません。
とまれかくまれ、読むことは己の知的財を蓄えることには絶対になるでしょう。これは私の確信であり核心です。
菅原院天満宮のお守りです。由緒正しき、道真公のご生誕の地にある神社でありまする。実は彼の生誕地は奈良市菅原町周辺、菅大臣神社(京都市下京区)説、吉祥院天満宮(京都市南区)説などいろいろです。
ま、史実はおくとして、お守りの霊験もいいとして、このお守りをあげた高3生が心底喜んでくれた事実がうれしかったです。
歓心をかうつもりは毛頭ありません。ただただ信じることをやるのみです。しかしそれが伝わりません、苦しく思うことしばしです。
では、また明日お目にかかります。