工藤直子さん
2009年09月09日
工藤直子さんの『まるごと好きです』を読んでいます。
それによると彼女には「陰の友だち」がいたそうです。それは「日記」だそうです。
「しかし、ぼやかれても笑われても、毎晩ノートに何ページも字を埋めるおはやめられなかった(原文のまま」とあります。わかる気がします。私も中2のころから大学生のころまで中断がありつつも毎日思いの丈をつづっていました。愚にもつかぬことですが、日記に心中を吐露することで、なにがしかの安堵を得ていたのかもしれません。
その後を読むと彼女の友人の「陰の友だち」も出てきます。それは「日常茶飯事」であったり「鏡」であったりします。それぞれがつらかったり、追い詰められたりした時に頼る「陰の友だち」です。読んでいると自分にも思い当たる節が多々あり、興味深いです。この文章だけではなんのことかわかりませんね。よろしければお読みください(言っていただければお貸しします。まだ読んでないので、読み見終わってからね)。
彼女の作品は中1の教科書に『のはらうた』からの「おれはかまきり」が載っていますよね。いい小父さんですが「のはらうた」は大好きで全巻持っていました(過去形です。どこかへ行ってしました。仕事で使って行方不明です)。この間ブックオフで1冊見つけ迷わず買い、読みました。彼女の講演を聞いたときの感動が蘇り、しばし浸りました。
PTAの役をやらせていただいたとき、京都会館で彼女の講演を聞く機会に恵まれました。10年くらい前でしょうか。けっこうなお年だったと思うのですが、張りのある声での、ユーモアにあふれるすばらしいお話でした。自作の詩の朗読もされ、いい年をしたおっさんは、辺りを憚ることなく目から鼻水状態でした。感動しましたね。
今日は連盟の勉強会。ある先生のお話をうかがいました。生徒のためにも、自分のためにも、やるべきをきちんとやらねばならぬことを改めて実感させられました。今夜は遅いので、詳しくはまたに譲ります(出た。「また」のない「また」やな)。
さて明日も説明会。やすみます。
帰り、車に夜露が下りていました。今秋初です。