秋です(3日めやね)

2009年08月26日

チャリンコ出勤途中、信号待ちで足下をふと見ると落ちています。
「え、まさか。まだやろ」と思いながらも街路樹を見上げつつ進むと(危ないな)あった、あった、ありました。
これです。なんだかおわかりですか・・・そう銀杏です。熟れた実が地面に落ちたときは、何とも言えぬ臭いにおいを発しますが、種を煎って食するとおつな味です。

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子どもの頃は母親の作る茶碗蒸しによく入っていました。あまり好きではありませんでしたが、今は好きですね。してみると大人の味なんでしょうか。
大人の味と言えば、鮎や秋刀魚のはらわたの苦みもそうですよね。子どものときは食べられなかったのですが、今なら秋刀魚のそれはしっかりいただきます。鮎は私の食卓にはあまり登場しません。夏に会食の機会でもあればでてくるのでしょうが、長い間食べていませんね。
幼少のころ祖父が投網を打ったので、夏休みに田舎に行くといやと言うほど食卓に上がっていました。天然物ですから考えればとってもぜいたくなことです。もちろんはらわたは無理。身の所だけを食べてお腹の部分はじいちゃんに食べてもらっていた記憶があります。
祖父宅は桃、西瓜、金柑、トマトに胡瓜など野菜や果物をいっぱい作っていました。のみか豚さんもいたし鶏もいたし、一時期は山羊さんまでいました。ど田舎だったし今のように流通も発達していませんから、肉系はなかったですね。俺が行くと鶏をつぶしてくれていました。
「努がきたしじいちゃん鶏をつぶすか」とばあちゃん。
「ほうじゃのう」と答えるじいちゃん。それを聞いたちっちゃかった俺は
「・・・。鶏をつぶす。???」頭の中を?マークが飛び交いました。その夜みんなで鶏のてんぷら(唐揚げではない)に舌鼓を打ちました。
銀杏、大人の味の話がずいぶんと脱線(いつものことやんか)。あとの大人の味といえばなんだろう。
また明日以降に譲ります(あんたの明日以降はあてにならへんな。出たためしがないで)。