行水 鬼貫

2009年07月14日

今日も暑かったですね。言っても詮無しとわかっていてもつい口をついて出ます。
「暑い」と。自転車に乗っても暑い、歩いても暑い、車に乗っても暑いですよね。
ご飯を食べても汗が出ます。花に水をやっても汗が出ます。何もしなくても汗が出ます。
夏は暑いものと承知はしていても、なかなかたいへんです。
ふと
「子どもの頃こんなに暑かったかなあ」とも思います。今と同じように暑かったと思うんですが、あまりその暑さが実感として体に、気持ちに残っていません。遠い昔のことだから忘れてしまったんでしょうか・・・・・・エアコンなんて言葉も存在しませんでした。
いいとこあって扇風機。幼児のころは冷蔵庫は氷屋さんが運ぶそれで冷やす、今のクーラーボックスの大きめのやつがあればいいほう。電気冷蔵庫が我が家にお目見えしたのは忘れもしません、弟の智が生まれた年です。学校から帰ると白い、高貴なる物体が鎮座ましましていらっしゃいました。いや、なつかしい。
汗をかけばシャワーを浴びればいい今と違い、昔は夏でも今のように毎日風呂には入りませんでした。さすれば夏はどうしたのかなと思います。行水かなあ?? 「行水の捨てどころなき虫の声ー鬼貫」
俺みたいに走る趣味があった人はどうしたんだろ? あ、でも、きっと「走る」ことが趣味の人はいなかったんでねえかな。いや、でも陸上部はあったから、やっぱりいたか。俺は剣道部やったし、汗はかいたな。きっと汗くせえ若人(そんなええもんか)やったんやろ。
とにかく昔は人間みんなくさかったんかもしれませんね。
今日はやすみましょう。また明日の続編をお楽しみに(酔うたな。逃げたな「はい、なんとでも」)。