鳥
2009年05月07日
よく振りました、あ違う降りました。一日中雨でしたね。
ほんの一瞬雨があがった合間にウグイスが実によい声で鳴いています。「谷渡り」というのでしょうか。
「ほー、ほけきょ。けきょけきょけきょけきょけきょけきょけきょけきょけきょけきょけきょけきょけきょけきょけきょ」と息が続く限り続けます。ブログで音がお聞かせできないのが残念です。
雨にぬれた新緑のどこかで囀っているのでしょう。鳥の声は美しいです。
間もなくホトトギスがその風変りな、いやすてきな声を聞かせてくれるのでは、と楽しみにしています。
「てっぺんかけたか」と聞こえるそれです。
西賀茂にツバメが来てくれそうなんです。卵を産んで、ヒナをかえしてくれればいいのですが。
彼(彼女)らは不思議ですよね。鴨川を走っているときなんぞ、こっちに他意がないとわかるのか、すぐ近くを通っても逃げることはありません。ところがいざカメラを構えて近づくと、飛んで逃げたりするんですよね。気配で邪な気持ちを感じるのかな。別に採って食おうというわけではないんですが………
鳥といえば昔、北海道へ越したとき、カラスの大群が空を黒く染めるほどに飛んでいて無気味さを感じたことが思い出されます。
「鳥はいいよね。自由に大空を飛び回れて」とよく言いますが、彼らは飛ぶことに(われわれ人間が筋トレをするときのような)苦痛を感じないのでしょうか。キョクアジサシはまさに極間、南極と北極の間を渡るといいます。ざっと2万キロですよね。すばらしい体力です。
渡り鳥の中には木切れをそのクチバシでくわえて飛び、疲れるとそれを海面に落とし、それに乗ってやすむという話も聞いたことがあります。高知かどっかではその木切れを拾い、風呂をたくと無病息災だかなんだかだという話も聞きました。
きっと、やつらもけっして楽ではないんでしょう。飛ぶために、生きるために人(いや、鳥かな)知れず、他人の目からはわからないとことで手足ばたばたやっているんでしょう。まあ私たち人間も生きるためにあちこちをばたばたさせつつ生きて生きましょう。
ではね。