浅学非才

2009年04月30日

牛に引かれた訳ではありませんが、せっかく長野まで来たので善光寺さんへお参りしてきました。なんでも七年に一度の御開帳とやらで、平日にもかかわらずかなりの人出。ご本尊さんを拝むのに並びました。もともと信心深い訳でもなく(というか不信心の極致)、抹香くさいのは苦手。並びつつちょっと後悔していました。
本殿はさすがに立派でした。その大きさ、屋根の二層構造は他では見たことがありません。
「牛に引かれて善光寺」の言葉は知っていましたが、その本意は本日初めて知りました。浅学非才の己を痛感しました。

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道に迷い、りんご畑の中の農道をうろうろしながら
「さすが長野やなあ、りんごだらけや。花も白だけちゃうねんな。桃色もあんねや」といろいろな気づきがあります。

続いて小諸を訪ねます。小諸と言えば藤村です。といっても彼についてはな~んも知りません。『破戒』や『夜明け前』を中学時代に読んだことだけ覚えています。内容はまったく残っていません。また読んでみましょうか・・・
城跡もあります。知らなかったのですが、あの山本勘介が信玄の命を受け縄張りをしたそうです。空堀やその地形の複雑さに往時の様子がしのばれます。なんでもお城の方が城下より低い「穴城」らしいです。

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甲府へ向かう途中、野辺山や清里を通過。野辺山は教科書などに高冷地農業でキャベツや白菜、レタスを栽培とありますが、実際に通り、目にするのは初めて。野辺山駅はJRで最高地にある駅のようです。その高所、低温を活かしての栽培ですね。
野辺山の道の駅で見かけた鯉のぼりの谷渡りです。春風にそよぎ、気持よさそうでした。けっこうあちこちでやっているようで新聞など報道で目にしますが、やはり実際に目にするのは初めてです。初めてづくしですね。やはり動けばそれなりの体験ができます。

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今回は去年の東北や九州に比べるとそれほどではないとはいえ、長距離を車で移動すると、お腹の調子が悪いです。なんかガスがたまるんですよね。早い話、おならが出そうで出ない状況です(すみません。尾籠な話で)。加えてず~っと運転していると目や腰が疲れます。楽しみのはずの旅が苦行にならぬように努めましょう。