花みつる
2009年04月04日
せっかく京都を訪れた観光客の方には生憎の雨でしたね。
朝まだ小降りのうちに走っていると道を聞かれます。
「ちょっといいですか。宝が池へ行きたいんですが、こっちの方向でいいのですか」
「遠いし、地下鉄に乗った方がいいですよ。北山駅が近いですから」
「上賀茂神社へはこの道でいいんですか」
「いえ、反対です。この道を真っすぐ行って二つ目の信号を左に曲がって道なりに進んでください。でも20~25分くらいかかりますよ」聞かれる、尋ねられる。走っていると暇そうに見えるのかな? 確かに時間があるから走っているんですが……聞きやすい顔してんのかな(それはないで。あんた、ひげ面やしぱっと見いこわいしな「そうかなあ、俺こわい?」ん、ぜったいこわい)。今日は4人に尋ねられました。
逆の立場になることもあるので、できるだけ丁寧に教えてさしあげるようにしています。いつぞや久々訪れた釧路を走っていて道を訪ねた折、親切に教えてくださったおじさんが別れ際に
「兄さん、気をつけていきなよお」と優しい一言。
「ありがとうございます」と答えつつ、温かくなりました。同じ日すれちがったおばあさんが
「いやあ、兄さん走ってんのかあ。がんばるねえ。気をつけなよ」と励ましてくれ、とってもうれしくなりました。
ほんの小さな言葉ですが相手をいい気持ちにさせることができます。以来私も一言付け加えるように心がけています。
「よいご旅行を」
「楽しい一日を」外国人なら
“ Have a nice trip ! ”とかね。もっとも走っていて、「はあはあ、ぜいぜい」言っているときはその余裕がなく、粋な言葉を返せないこともよくありますが。
ゼミで片づけ仕事。年度初めはいっぱいやることがあります。古い教材や段ボール、反故紙などを頼んでおいた古紙回収のお兄ちゃんに持って行ってもらいすっきり。
このお兄ちゃん前にも引き取ってもらったんですが、とっても感じのいい子(失礼)で頼もうと思ってたんです。
塾も同じでしょう。居心地がいいとか、先生の感じがいいとか、そういうささやかなことで選ばれるのかもしれません。心がけましょう、せいぜい。いや今も、昔もそうしているつもりではありますが、やはり自分の中にあまいところがあるのかもしれません。
雑事を終えて帰路に。(今年から土曜日は通常の授業をなくしました)
「せっかくはよ帰れるし、雨もやんだし植物園のライトアップを見に行こ」とチャリンコで向かいました。入園料200円(安 !!!! )です。
「これやったら仮にしょうものうてもええな」と考えつつ入園。正門正面に赤いチューリップ。ライトに浮かびあがります。
「おっ、なかなかええやん」幻想的な光景が開けます。雨の後のせいか人影は少なし、寒し。息が白いですね。手も冷てえや。
では電照に映える桜などを愛でながらやすみましょうかね。
サクラ、ボケ、ユキヤナギ、チューリップなどなどの花が満開でした。
ご覧くださいませ。