浅学非才

2009年04月30日

牛に引かれた訳ではありませんが、せっかく長野まで来たので善光寺さんへお参りしてきました。なんでも七年に一度の御開帳とやらで、平日にもかかわらずかなりの人出。ご本尊さんを拝むのに並びました。もともと信心深い訳でもなく(というか不信心の極致)、抹香くさいのは苦手。並びつつちょっと後悔していました。
本殿はさすがに立派でした。その大きさ、屋根の二層構造は他では見たことがありません。
「牛に引かれて善光寺」の言葉は知っていましたが、その本意は本日初めて知りました。浅学非才の己を痛感しました。

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道に迷い、りんご畑の中の農道をうろうろしながら
「さすが長野やなあ、りんごだらけや。花も白だけちゃうねんな。桃色もあんねや」といろいろな気づきがあります。

続いて小諸を訪ねます。小諸と言えば藤村です。といっても彼についてはな~んも知りません。『破戒』や『夜明け前』を中学時代に読んだことだけ覚えています。内容はまったく残っていません。また読んでみましょうか・・・
城跡もあります。知らなかったのですが、あの山本勘介が信玄の命を受け縄張りをしたそうです。空堀やその地形の複雑さに往時の様子がしのばれます。なんでもお城の方が城下より低い「穴城」らしいです。

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甲府へ向かう途中、野辺山や清里を通過。野辺山は教科書などに高冷地農業でキャベツや白菜、レタスを栽培とありますが、実際に通り、目にするのは初めて。野辺山駅はJRで最高地にある駅のようです。その高所、低温を活かしての栽培ですね。
野辺山の道の駅で見かけた鯉のぼりの谷渡りです。春風にそよぎ、気持よさそうでした。けっこうあちこちでやっているようで新聞など報道で目にしますが、やはり実際に目にするのは初めてです。初めてづくしですね。やはり動けばそれなりの体験ができます。

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今回は去年の東北や九州に比べるとそれほどではないとはいえ、長距離を車で移動すると、お腹の調子が悪いです。なんかガスがたまるんですよね。早い話、おならが出そうで出ない状況です(すみません。尾籠な話で)。加えてず~っと運転していると目や腰が疲れます。楽しみのはずの旅が苦行にならぬように努めましょう。


城巡り

2009年04月29日

乗り放題1,000円を活用しない手はないとばかりに早起きして長野までやってきました。
途中松本城を攻めました(水攻めか、兵糧攻めか「……」)。現存天守です。400年の歴史を誇ります。全体に黒が基調で渋いですね。下から見るとけっこう色白美人(ん? 女か)。

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初代藩主は石川数正(家康の片腕として活躍しますが、のち出奔して秀吉の家臣となります)です。現存天守はすべてそうですが、最上階に上る階段が急傾斜です。ここは最大斜度50度を超えるようです。健康な俺でも手摺りを持たねば怖いくらいです。

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上田城跡へ向かいました。その昔池波正太郎氏の『真田太平記』を読み、いつかはぜひ馳せ参じねばと思う積年の願いをかなえさせていただきました(涙、涙、涙。「ウソです。でも真田家存続のために関ヶ原の一戦に際し長男は徳川方に、次男は豊臣方につかせた(たぶん。記憶が曖昧です)父、真田昌幸の辛さは思うにあまりあるものがあります。追手門前の真田石にその隆盛を感じました。
なんやようわからんようになってきました。
松本で信州そばを食しました。腰があってまあまでした(なんや、うまかったんちゃうん)。いや、おいしかったです。そばの香りもほのかにしました。
「そば湯ないんかなあ」と思ったところに熱々のそれ。これを注いだ猪口からあがる出汁の香りはなかなか、口に含めばその香が鼻腔に広がりました。これは実にうまかった。
長野ではぜひ馬肉をと思い飲食店を物色。ありましたがやはりやや抵抗感は否めず、生はやめてさくら肉の煮込みをいただきました。味は豚の角煮に限りなく近いのですが、なんかやはりその肉がお馬さんと思うと箸が今ひとつ進みませんでした。
ということで今日はやすませていただきましょう。おやすみなさいませ。
あいも変わらぬ駄文でした。

はじめに人ありき

2009年04月28日

大宮通り商店街を自転車でえっちらおっちら。ふと見ると『歩道は歩行者優先です』の看板。
「はい、心得ております」と独り言。前におばちゃん二人が自転車を止めて話し込んでいたので車道へ下ります。すると前から猛然と車がやってきます。まさしく我が物顔です。人あっての道、道あっての車ちゃうのん。なんか納得できひんわ。ちなみに新大宮のそのあたりは南行一方通行です。こわいですね。その上、邪魔だとばかりクラクションでも鳴らされ日には怒りますね(実は俺、穏やかそうに見えて「見えへんし」短気です)。
『車道は車優先です』かな。なんか違うような気がします。してみると自転車はいかがすればいいのかな。歩行者も自転車の人になることはあるでしょうし、車の人になることもあるでしょう。車の人が歩いたり、チャリンコに乗ったりすることもありますよね。お互いが相手の立場に立って考えれば、もう少し世の中が穏やかになるんじゃないのかな・・・と、思うのは俺だけでしょうか。
常に相手の立場にたって考えるといいんでしょうね。
明日からは黄金週間、ゴールデンウィーク。みなさまよい休暇をお過ごしくださいね。

草食系男子

2009年04月27日

「草食系男子」なるものが存在するそうですね。なんでも京都新聞によると
「高級車には目もくれず、化粧品や雑貨は大好き。一流レストランで彼女におごるより、自宅で親とスイーツを楽しむ…。20代ー30代の男性」だそうです。さらに
・手入れの行き届いた髪と整えられたまゆ毛
・スイーツの有名店に詳しい
・スキンケアは怠らず
・安くても限定品などこだわりのある服・靴
などの特徴が挙げられています。で、そういう人たちを対象の商品を開発、販売する側の意識も変わってきているという内容です。
「シセイドウ メン」(資生堂の男性版?)では目元保湿ジェルや美肌クリームも扱っているそうです。私のようなおじさんにはまったく理解できない状況ですね。男が化粧ですか。まあしっかりお肌を磨いて美しくなってもらいましょうか、世の男性方にも。最近年とって脂っ気のなくなった私も保湿ジェルでも塗りましょうか。ウソです。まっぴらごめんです。
「男に生まれてよかったなあ、面倒な化粧とかしなくていいし」といつも思ってました。化粧どころか頭も体も顔も石鹸で洗います。そこいらの安いただの石鹸です。リンスも年に数回はしますが、めんどうです。
冬にはハンドクリームくらい塗ることはありますが、そのまま顔も塗っちまいます。頭も洗った後にムースをつけてブラシでといてはいおしまい。簡単な人間です。
1、2年前くらいですか、男が髪の毛をおさえるのにヘアピンのでかいやつをつけていたのもわかりません。腰パンとやらでトランクスを見せているのも無理。男ならまだしも女の人もやってるやん、なんで?? 妙に短い股上のジーンズをはいているのもだらしなく思えます。俺だけですかね。ただでさえ長くない脚がよりいっそう短く見えますやん。それともなにかな、最近は脚が短い方がもてるんですかね。
若い人のやっていることが理解できないというのは年をとった証拠でしょう。まあ事実年はとってます。彼らがどんな格好をしようがだれに迷惑をかけるわけでもないので、ほっとこっと。

なんのために生きるのか、ちがった走るのか

2009年04月26日

雨の中、日吉ダムマラソンを走ってきました。
昨日からの雨で足元がじゅくじゅく。靴から靴下からがびしょぬれ。雨と寒さがそれに加わりかなり気勢をそがれました。ま、人生と同じで晴れの日ばかりではありません。どんな条件でもやるときはやらねばとスタートしました。
去年えらい目(胃痛で翌朝までベッドから出られず)にあっていたので、前半はかなりセーブしました。
後半の前半(どない?「つまり10~15㌔です」)でだいぶ追い上げました。20人くらい抜きました。最後の3㌔はもうだめでした。しんどくて足があがりません。10人くらい抜かれました。歩くようにしてなんとかゴール。1時間45分40秒のタイムは起伏あるコースにしてはまずまず。
「50分が切れればいいな」と思っていたので満足です。

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練習とは違い試合で走ると疲れ方が違います。脚がかちんこちん。おまけに両足指の爪が死にました。なかなか半端ではない状況です。
痛いめやしんどい思いをして、いったい私はなんのために走るのでしょうかね。もちろん自己ベストの更新にこだわる気持ちはあります。少しでも速く走りたいです。でもそれだけではありません。かっこつける訳ではありませんが、自分との戦いかな。走り切ったときの達成感もなんとも言えません。
練習でも試合でも走っていると自分が言うんです。
「しんどいだけやん。やめたら楽やで」その通り。でもやめずに走るのはなぜでしょう。意地かな(意地っぱりやしなあ)、いやちょっと違うな。うまく言い表せません。あきらめることで自分に負けるような気がするからかな。ま、なんでもいいや。とにかく元気なうちは走りましょう。

外国人と

2009年04月25日

学生時代のクラブの会合があり中心部へ。終わってふらふら歩きながらビールでもいっぱい飲んで帰ろうと飲食店へ。(会合はアルコールなしの真面目なそれです)タケノコなどをつまみながら飲んでいるとちょっと違う空気が流れてきました。
見ると外国人の一人客が隣に座っています。日本語がまったくだめなようで店員さんが困っています。よせばいいのに助け舟。「からくち」の酒とうどんかそばが食べたかったようです(たぶん)。
「うまいか」と聞くと
「うまい」と言ってましたが、あまり杯は進んでいませんでした。(俺の耳違いかな)
その後は俺が英語を完璧に解すると思ったのか、いろいろと話しかけてきます。サンフランシスコからなんだかを教えに来ている先生でした。何を教えているかはわかりましぇん。私のうすい辞書にはない言葉でした。
なんかすてきなバーがあることを教えてくれました。『ココス』と発音されていました。烏丸沿いにあるようです。うどんの汁を飲むスプーン(木製のやつ)が気に入ったようで「買いたい」と言うのでお店の人に聞くと100均商品。来週仕入れてもらってまた彼が食べに来た時4つ買うという商談が成立しました。その他もいろいろ話しかけてくれますが、いやあ聞き取れない。耳がさびています。昔はも少し、ほんの少しわかったような気がしますが、じぇんじぇんあきません。
それでもしばらくぶりにまともに英語を話す機会を持ててよかったです。(まあ「話す」というレベルには程遠かったですがね)
明日は日吉でハーフです。早く寝ましょう。

百薬の長

2009年04月24日

今日までのところ134㌔。27日に日吉ダムハーフマラソンに出るのでそれを加えると150㌔を超えます。これは走りを再開して7~8年になりますが、たぶん月間最長記録です。といってもフルなどに挑む人は月に200~300走るそうですから、足元にも及びません。
村上春樹さんなんぞはレースに合わせて3月前に300~400の山をつくり、その後少しずつおさえて前月で150くらいに調整するようです。すごいですね。彼は北海道サロマ湖の100㌔マラソンにも挑戦し完走されています。体力、気力、脚力に敬服です。私も今少し見習いましょう。
草なぎくん(友達か?「うん、知り合い」)やってしまいましたね。前からお酒が好きそうな雰囲気は感じていました。同類の勘でしょうか。残念です、好感の持てる人だっただけにね。
こういうことがあるとここを先途とばかりに攻めるマスコミの舌鋒がいつになく穏やかだったそうです。彼の人柄のなせる技かな。まあしかしやっちゃいけないことをやったことは真摯に反省なさい。
お酒は怖いですね。私も気をつけなければいけません。百薬の長でもありますが、ほどほどにしなければね。過ぎたるは及ばざるがごとしです。

所変われば品変わる

2009年04月23日

朝走り、空腹になにを食べようと、おにぎりを買って食べました。
おにぎりを買うようになったのはいつころからでしょうか。初めて見たのは京都で学生生活を送るようになってから、いやもっと後かな。とにかく大丸かどっかの地下食料品売り場での記憶があります。
「おにぎりが売られている・・・」とたいへん驚きました。おにぎりは炊いたご飯で家庭で握るのが相場でした。今じゃ当たり前に売られています。具も種々さまざま、味ご飯もいろいろあります。目移りします。ただ個人的には「ツナマヨ」などマヨネーズが入ったそれは許せませんね。私の辞書にはマヨネーズのおにぎりは存在しません。でも人気なんですよね。私はぜったい買いません。それしかなかったら買わずに空腹を我慢する方を選択します。そう言えば朝起きて腹減って、食いもんがないとマヨネーズを胃袋に流し込んだという剛の者がいます。
もうひとつおにぎりといえば思い出が。伊丹から釧路に引っ越して初めての遠足です。
弁当を開いてさあ昼食というとき、私の弁当箱を見た友人が
「うわあ、露原君の弁当見れ(北海道弁では命令形は「やめろ」が「やめれ」になります)。箱に入ってるし、おにぎりの形(俵型のりくるりん)がちがう」と叫びます。それを聞いた他のみんなも私の弁当をのぞきこんで、口々にはやし立てます。
「・・・なんでや? 別に普通やで」と思ってみなのそれをうかがうと、大半は弁当箱なし、でっかくて丸いおにぎりをアルミホイルでくるんだだけではありませんか。しかも中身はご飯の白い部分が見えないように全身をのりが覆っています。
「そ、そうか。こっちではこれが普通なんか」。帰ると早速母親に報告。次回からは同じようにしてくれることを頼みました。「ところ変われば品変わる」を実感です。

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[「もっこうばら」があちこちで満開です。「木香」なんですね、漢字は。「はなみずき」もそこここで咲き始めました。あそうか、あれは花ではないので正確ではありません。なんと表現すればよいのでしょう。ま、とにかく春爛満です。

おもんぱかる

2009年04月22日

午前中「交流分析」の勉強会。京都駅近くなので駐車場代と地下鉄代、その後の仕事の段取りを天秤にかけ地下鉄で行きました。
ほんとうは公共交通機関は苦手。車だと乗り込めば自分だけの空間、好きなことができます(好きなことて何してんの「たばこ吸えるし音楽も聞けるやん」)。ところが電車、バスなどはその場を他人と共有しなければいけません。はにかみ屋な(どこがや。まさか遼くんを意識してんちゃうやろね「なわけないやん」)私としてはどうも敬遠しがち。それに携帯を使ったり、音楽シャカシャカの若者(とは限りませんね。デカ声携帯中年もいます)に出会ったりすると無用なストレスを強いられます。唯一本が読めるのは電車、バスのいいところです。
そういえば長距離の列車旅を長らくしていないような……気がします。幕の内弁当などをつまみながらビール(またかいな)をちびり、いやごくり。車窓を流れる風景におもむろに目をやり、季節を感じる、いいなあ。あきれば鞄に入れた文庫本とりだし、読書にいそしむ。そしてごくり。いやあ甘露、甘露。
話が完全にとびました。標記の勉強会はたいへんに勉強になりました。ゼミ生の保護者の方にもぜひ聞いていただきたかった内容です。一言で言うと「いかに相手を認めてあげるか」でしょうか。自分の至らなさを思い知らされました。今後も勉強し、日々の生徒とのかかわりに活かしていければと思います。
おもねるつもりはさらさらありませんが「認めてあげる」ことは心がけましょう。もちろん今までも心してはいました。でも不十分だったり、ついその気持ちを忘れてしまったりしていました。そういう意味ではこういう勉強会があるといいきっかけです。初心、いや本質、大切なことを思い出させてくれます。

言葉は体を表す

2009年04月21日

「むずい」
「そんな日本語はありません。む・ず・か・し・い。と言いましょう」
「半端ないで、せんせ」
「半端ではない、と言いましょう」
「ま逆」
「そんな言葉は日本語にないね」言葉の乱れが気になるのは私だけなんでしょうか。「見れる」「食べれる」の「ら」抜き言葉も気になります。
今このパソコンは両者とも変換しましたね。言葉は生き物、変わります。あまりこだわるのは年寄りの意固地でしょうか。このパソコンは実はあまり賢くありません。「いこじ」を変換しませんでした。ときどき勝手に変なところで文節や、ことばを切ってこっちが思う言葉を絶対に出してくれません(俺が嫌われてんのやろか)。
生徒が使うのはまだしも、テレビや何かでコメンテイター(?)のような人が平気で前述のような言葉を使っていると、とたんにその方のおっしゃることが色あせてしまいます。
言葉は人を表します。ま、人にえらそうに言える言葉は使っていません。使うよう心がけてはいます。でもすぐにお里が知れてしまいます。ただ大切にしたいなという思いは強いです。
言葉の多寡は学力にも大いに関係してくるでしょう。ゼミに来てくれている子たちにはそこをしっかり伝えていきたいものです。

犬も歩けば

2009年04月20日

自転車出勤。ゆっくりこいだのですが、ゼミに着いたらじんわり汗ばんでいました。暑いです。昨日は29℃あったようですね。
地元の柊野小学校の門前にロボット教室のチラシを配りに行きました。子どもたちのいろんな反応がおもしろかったですね。
こちらの姿を見るなり走って逃げる子(俺そんな人相悪いかな「悪いで」さよか)、
「なにやってんの」と言いつつ近寄ってくる子、何のチラシか確認してから断る子(しっかりしとる)、種々様々、十人十色、千差万別、一日千秋(ちゃうな)です。
犬の散歩中の生徒のお母さんや、生徒自身にも会いました。
中でも驚いたのは、チラシをもらって興味を示した子が
「これ、どこであんのん」
「西賀茂の鳥居進学ゼミやで」
「僕の名前鳥居やねん。ゼミ知ってるで」
「え、そうなん。なんで」
「お父さん行ってはったもん」
「ええ、お父さんの名前は」
「・・・・」
「・・の『・』に『・書いて・』やな。覚えてるでお父ちゃんのこと。帰ったらよろしく言ってな」(すみません。個人名が特定されるので伏せ字です)
「うん、わかった。言うとくわ」いやあ、なつかしい。よく覚えています。寡黙で目立つ子ではありませんでしたが、芯のある子だったように記憶しています。
これがご縁でお子さんが来てくれるとうれしいですね。
『犬も歩けば棒にあたる』行動すれば何かとおもしろいことに出逢うものなんでしょう。忙しくてもこもりっきりにならず、出歩くようにしましょう。

走り過ぎました、あほです

2009年04月19日

「さあ長く走ろう」と出かけました。どっち方面に行こうか迷いつつ深泥が池を抜け岩倉を通り鞍馬の方へ向かいます。途中よせばいいのに
「大原へ抜けよっと」と向きを変えます。これが失敗。どれくらいあるかわからず軽く見てましたが、走れども走れども大原の町並みは見えません。草刈りのおじさんに
「すみません。大原までどれくらいありますか」
「4キロほどやな」
「近道ありませんか」
「ないない。ない」
「あ、そうですか。おおきに」引き返すのも癪なんでやむなく走り続けます。ヒッチハイクしたいくらいでした。道路標識を見ると「5キロ」の表示。おっちゃんが教えてくれた距離より多かった。
「あれ、ひょっとしてこの道、江文峠越えるやん。げへ」しんどいです。ひとり
「あほやあほやあほや」と掛け声をかけながら走りました。
「やっと大原見えたけど、そこから京都の市街地まで何キロ走らなあかんのかなあ。間に八瀬があるしな」と独り言。かなり後悔てしいます。腹も減ったしなんか補給をと思ってもコンビニがありません。
「どっか水道あったら借りて汗流したいなあ、顔洗いたいなあ」と思いつつ走ると見えました、サークルKの看板が。ちょうど水道でお姉さんがゴミ箱を洗っています。
「すみません、顔を洗わせてもらっていいですか」
「あ、いいですよ。どうぞどうぞ」
「ありがとうございます」
『ばしゃばしゃばしゃ、ごしごし、ごくごく』最高の気分。栄養補給ゼリーを2つ飲んで出発。
「ここから市内までどんくらいですかね」
「市内て、どの辺です。ここも市内やし」
「あ、そやね。花園橋の辺かな。何キロくらいですかね」
「すぐですよ。キロはわからんけど、5分くらい車で」
「わかりました、ありがとう」
「俺車ちゃうねんな。自分の足で走らなあかんねん」は口に出さずに走りだします。頭ん中で
「時速60キロとして、5分ちゅうことは………1分1キロやし、え~まだ5キロあんのん」(計算遅!!「疲れてるししゃあないねん」)かなり後悔してますね。どこを抜ければお家に最短距離でたどり着けるかばかりを考えながらやっと花園橋に到着。でもまだここから先も………走らなければいけません。
「まず顔洗って水飲も」と宝が池の子どもの楽園の便所に直行。足にも水をかけ、頭からも水をかぶり一息つきます。そこから先は歩くようにして帰りました。
起伏が多すぎて疲れました。後半は足腰が痛くて参りました。ほんとあほですね。3時間以上走ったのは何年ぶりでしょう。
「30キロくらいかな」と思って帰って距離計測をしてみると29キロでした。今月はすでに114キロです。

今日走りながら考え、思ったことは
①確実に走力、体力が落ちていること。もう走るのやめよかな。体バキバキです。
②道端にごみがいっぱい捨てられていて悪いやつがいっぱいいるんだなあと。車から捨てたであろうと思われるそれがいっぱい。わざわざ持ってきて捨てたと思われます。家電なんかもありました。
③日本は車が中心の社会だなということ。歩道がないところが一部あって走っていてとっても怖かったです。かなり遠慮して走りましたが、我が物顔で走られると嫌ですね。初めに人ありきじゃないんでしょうか。
さて疲れました。やすませていただきますね。

1周年ですかね

2009年04月18日

『冬の運動会』向田邦子さんを終えました。泣きました。

「まあ靴屋でも下駄屋でも、いいけどな、もし、かっこ悪いのがいいって言うんなら、サラリーマンだぞ」
「…………」
「人の足引っぱって、上司にへコヘコして、お愛想して……情けない商売だよ」
「…………」
「どんな卑怯な商売でも、女房子供飢えさせないためにやるんなら、オレはいいと思ってンだ。お前、さっき、人間の汗と脂が好きだって言ってたけど、サラリーマンにも、あるんだぞ、それが……」
「…………」
「もうひとつ、見栄と体裁ってものもある……」
「…………」
「就職だけはな、意地でなく、本音で決めろよ」
「うん」

引用が長くなりました。ここで涙の第一弾が出ました。前後の脈絡がつかめませんから、みなさんは
「なんでここで泣くねん」ということになります。実際そうかもしれません。が、ともかく涙が出ました。親子の和解のシーンです。
俺なんかがとやかく言えるレベルではありませんが、人の心の細やかな襞、その機微を表現するにおいて彼女の右に出る方はそうはいないのではないでしょうかね。(なにいっちょまえのこと言うとんねん「すみません」)
この本は時代設定が古いので今の若い方にはわかりにくいかと思いますが。人の在り方を、その本質を突いたものかもしれません。機会があればぜひお読みください。
彼女の文章を引用していて気づいたのですが「、」が多いですね。かなり多いように思います。あ、でも、ここまで引用したのは初めてです(というのも引用のため入力して初めてそんなことに気付きます)から、はっきりしたことは言えません。俺はなるべく使わないようにしていますが。
実は毎日ブログを書き始めてちょうどほぼ1年になります。旅先でEモバイルの接続不可などの場合を除いて基本毎日続けました。(あんまり無理しなさんなや。しんどいで「ですね。よくわかっているつもりです。ありがとう」えらい素直やね)
書くことは嫌いではないので、苦痛は感じませんでしたが(ウソついたらあかんで。酔っぱらっていやいや書いてたやろ「んなことはないよ。お酒が入った方が筆が進むねん」さよか)時間がなくて「書いただけ」とりあえずの「埋め草」で終えたこともたぶん、少なくとも8回はありました。あき性、根気のない俺がよくやりました。(自分で自分を褒めんのはな、オリンピックでメダルをとる人のレベルやで「はい。でも、ようやったと思います」まあな)当初月100、いや30、40しかなかったアクセス数も1300近くなりました。
ありがとうございます。愚にもつかないブログを続けられたのも読んでくださる方がいたからこそです。

菜の花のすばらしい黄色です。となりは山吹の黄です。

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今年最後のさくらです。あまりにもみごとな八重だったもので。

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若気の至り

2009年04月17日

A中学の女子生徒を見かけました。制服なんですが、下がスカートではなくスラックスでした。
「ほう、遂に女子もスラックスが選べるようになったんだ」以前から女子はスカートと決められているのはおかしいなと感じていたんです。まあ男子がスカートを選択すればおかしなことになりますが、スカートをはくのが嫌な女子は絶対いるだろうと思っていました。
他中学ではどうなんでしょう。A中が特別なんでしょうか。ちなみに私が過ごした釧路では寒さが理由で冬にスラックスをはく女生徒はけっこういたように記憶しています。
中学、高校時代は黒い学ランでした。中学は制帽もあり、鞄までも白いズック製の片がけの指定がありました。頭は坊主。3年からのばしてよくなりましたが、前髪は眉にかかるな、横は耳にかかるな、後ろは詰襟のカラーにかかるなという制約があり
「どこが長髪や」と反発しました。
けっこう粋がった、生意気な中高時代を過ごしました。先生にすればとってもやりにくい、かわいくないやつでしたね。(今でもそやね「出たな、お主」あんたが出したんやろ)
授業中に机の下で弁当を開いたこともありました。ばかですね。自分では気づかれていないと得意になっていましたが、今逆の立場になってみるとそのときの先生の寛大さが身にしみます。自分の愚かさが恥ずかしいです。若気の至りです。当時の先生方申し訳ありませんでした。この場を借りてお詫び申し上げます。
今さら詫びても手遅れです。お亡くなりになった師もいらっしゃいます。それは止む無し。そのときの生徒が50を超えましたからね。北海道東部の一応進学校、釧路湖陵高校。個性的な先生方がいっぱいいらっしゃいました。生徒もなかなかに優秀な人が多かったです。
中でも生物のE先生(残念ながら故人です)。いきなり初回の授業で
「君たち、大便("うんこ"と言われたかもしれません)した後、紙を何枚使う? 10枚くらいでは大腸菌を防げないんですよ。少なくとも20枚は使わないといけません」
「ガ~ン、ン、ン、ン、ンンンンンン」と衝撃を受けました。それ以来ず~っとトイレットペーパー20枚重ねを実行しています。三つ子の魂ではありませんが、若いころの師の教えは心にしみているのでしょうか、なんでもいいからそんな印象に残る話をできる講師になりたいですね。

造化の妙

2009年04月16日

あまり体調がよくない一日でした。不節制の権化のような人間なんでたまにはそうもなりましょう。若くないですから気をつけなければいけません。こんな私でも代わりはいませんからね。私が倒れたりしたら、自分は自業自得としても、生徒のみんなに迷惑がかかります。自重しましょう。
今日は早めにやすみます。
パンジー満開は前にもお伝えしましたが、原谷の教室の方も咲きほこっています。
ご覧ください。すばらしい色合いです。まさにこれぞ造化の妙です。と言いたいのですが私が写真に収めるとそれがあらわれていません。
じーっと見ていると顔に見えてきませんか。きませんね。

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読売新聞創刊135周年記念で平成百景が決まったようです。知らないところ、行ったことのないところもありますが、いずれも後世に残したい景観です。行ってないとこ行って見よっと。
では。

ささいなことですが

2009年04月15日

コンビニ入り口で女子大生とおぼしきと鉢合わせ。先を譲るとにっこり会釈。彼女らのおっさんに対する一般的な反応とは違う彼女にほんわかいい気分。
交差点で譲り合ったおばあちゃん。
どちらも止まってさあたいへん(♪どんぶりころころ♫の節でお願いします)。
いや、実は大変ではなくおばあちゃんが
「いやあ、どんやさかいすんまへんなあ」
「いえいえ、こちらこそすみません」と互いに声かけ。
むっちゃささいなことやけど気分ええ一日でした。
「今の若いもんは……」などと言いますが、まんざら捨てたもんではありません。年をめされた方でもいったいどうなのという方も多いですから、いちがいに年だけで云々できません。老若男女を問わず傍若無人な方はどこにでもいらっしゃいます。せめて自分だけは他人に迷惑をかけずに生きることを肝に銘じましょう。

痴漢行為で裁判中だった防衛医大だかの教授が最高裁で無罪の判決が出ましたね。裁判官と検事、弁護人がその持てる知識を結集して争います。そして判断が下されます。考えると不思議です、裁判は。真実は一つです。真犯人がどこかにはいるはずです。誰がやったかは当人しかわかりません。
無実の罪はきついですね。痴漢に間違えられたら最悪です。だから私は昔、止む無く出張などで満員電車などに乗るときは、たとえどんな状況でも両手を挙げていましたね。
そう、あらぬ疑いをかけられることは避けましょう。前に別の方の同じ体験手記の本を読みましたが、気の毒です。人生を棒にふるめにあうのですから。恐いです。少し前、でっち上げのそれもありました。
李下に冠をたださず(ちょっと違うか)です。

人に喜んでもらいましょう

2009年04月14日

阿川佐和子さんと檀ふみさんの『ああ言えばこう嫁(注:原文ではここは×がついています)行く』を読んでます。阿川さんは随筆家かな? ニュースキャスターのようなこともされますが。檀さんは女優。お父様はかの有名な檀一雄。お二方とも実に軽妙洒脱な文章を書かれます。読んでいて思わず吹き出すこともしばしば。二人の掛け合いは絶妙。下手な漫才よりずっとおもしろいです。
昔から好きでしたね、阿川さんも檀さんも。美人です。才にも長けています。それが行かぬ(嫁がぬ)ままに現在を迎えていらっしゃいます。まあ嫁ぐだけが人生ではありませんから、それはそれでいいのですが、才色兼備な彼女らなのに惜しいと思います。(ほならあんたがもろてあげ「事情が許さば私は差し支えありませんよ」)
自分の書いた文章を他人が読んで、喜んでくれるのは書いた当人は幸せですよね。歌手は歌で、画家は絵で、役者は演技で人を喜ばせます。
私も何かで人を喜ばせるような仕事をしましょう。 You are happy, I am happy. You are OK, I am OK. ですね。

釧路の思い出

2009年04月13日

私の説得力が衰えてきたのでしょうか、生徒の話を聞く力が弱くなったのでしょうか。かなりゆっくり繰り返し指示したり、説明したりを心がけているのですが、通じないことがままあります。
「はい。じゃ12ページ開けて、2番からやって、1、3、と続けて」と言ったしりから1番から始めている子がいます。ボードに同じことを書いていても違うことをやり始めます。おかげさまで私も気がずいぶん、ほんとにずいぶん長~くなりました。
ま、しかしこちらの言うことを伝えられなければ、塾講師としては失格です。伝える努力を続けなければいけません。自分の熱意がなくなってきているとは思いませんが、真摯に反省すべきはしなければね。伝わらないという事実があるんですから。がんばります。
突然ですが、山菜が食卓に彩りをそえます。タラの芽のてんぷらなどはほのかな苦みが逸品です。他ではなかなか味わえませんん。
コゴミの粘りは口中を楽しませます。コゴミについては北海道で初めて出会いました。こちらにはないと思っていましたが、10年くらい前、花背方面で見つけました。もちろん、とりかえり食しました。うまかったです。味よりなにより、ないと思っていたものを発見できた喜びの方が大きかったのは、言うまでもありません。
釧路ではグスベリーややまぶどう、コクワ、ギョウジャニンニク、オニグルミなどなど、数え上げればきりのなくらいの山菜、山の幸に出会いました。俺はわかりませんが、知っている人にはわかる「ボリボリ」という絶品の茸にも巡り合えました。
山だけにあらず。海の幸も豊富でした。釧路で育った7年間を思い起こすと語りきれません。またいつか興がのればお伝えします。

よう走った

2009年04月12日

起伏のある日吉ダムハーフに備えてちょっと上り下りのあるコースをと思い西へ。大徳寺~金閣寺~竜安寺~仁和寺を経て福王子を南下、双が丘を左に見つつ丸太町へ。千本を上がって上七軒を抜け平野神社裏から東へ向かいおよそ13㌔。今月はこれで68㌔とけっこう距離をかせぎました。
暑くて出た汗がかわき体中に塩が吹き出しました。
「ようこんだけざらざらになるなあ」というくらいの塩まみれです。(走ってばっかりやな。ほかにすることないんか?「ん~どやろ。いちばんお金もかからんし、ひまつぶしになるしね」)塩漬けになった感じです。暑くなると水分だけでなくスポーツドリンクなどで塩分などの補給にも気を配らなければいけません。
その後「すずや」さんでたこ焼きを買ってコンビニでビール(またかいな)を仕入れ、鴨川へ。サクラ舞散る河畔で頬張ります。
「うまい!!!!」走るとお腹が減る減る、のどもからから。ビールをのどに流し込みます。ごくごく最高。実はこのために走っているのかもしれません。
「すずや」のたこ焼きうまいんですが、前は400円で8個やったんが7個になってました。ちょっと残念。でもここのは1個がとっても大きく食べ応えは抜群です。ソースが濃いのであまりつけずに食べるのを勧めます。
植物園横の枝垂れがほぼ満開。遠くから1枚、日が落ちる間際に1枚です。

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めじろ(たぶん)を見つけました。逆光で暗いですが、目の回りの白さはわかっていただけるでしょうか。

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4月なのにすっかり初夏のような陽気です。昨日、今日とやや走りすぎ疲れました。脚のつけねのリンパのところが痛いのが普通と違うのでなんか変ですね。


がんばります

2009年04月11日

いいお天気続きで空気が乾燥しているせいでしょうか。お肌がぱしぱしです。年をとって潤いがなくなっただけですね。目も歯もお肌も……嫌ですね。
まあしかしいずれの方も間違いなく加齢するわけですから、いかにかっこよく「じいじ」になるかですよね。街を歩いていてもときにかっこいいじいちゃんいますもんね。
「やるな、お主」という感じです。外面的にすきっとしているということは、きっと内面も充実されているのでしょう。となると俺には無理だな。今から磨いても間に合わないな。そやし、まあがんばって生きましょう。
なんかつかれちゃったですよ。人生いろいろですよね。

至福のとき

2009年04月10日

暑い一日でした。昨日、今年初の夏日を記録。今日もきっと昨日より暑く、今春最高だったでしょう。
暑くなるとビールがうまい!!(年中飲んでるくせに「あ、はい。ですね」) ビール無くしてこれ何のための人生ぞ、ですよね(あんただけやで)。
声をからして授業をやって帰宅し、シャワーなと浴びて冷蔵庫をおもむろに開け、ビールを注ぎ、ごくりと一口。まさに至福の瞬間です。このために生きていると言っても過言ではありません(小さいなあ)。
「あ~生きててよかった、つゆはらゼミ(なんや、語呂悪いな)」です。でも、でもですよ。
「さあ飲むぞ」と思って冷蔵庫を開けたとき、ビールを入れ忘れていたときの衝撃は筆舌に尽くしがたい(おおげさやな)ものがあります。言葉も出ません。
「・・・・・・」飲みたいのでやむなく買いに行きますが。

今日は中1・2の平常授業の他に中3の補習日。7、8人がやってきました。中の一人が
「せんせ、ここでやってもいい?」と。
「いいよ。そやけどまだ教室、席空いてるやろ」
「うん。でもみんないたらしゃべってしまうし」自覚の表れでしょうか。たのもしい言葉です。来年の合格へ向けみんながんばってほしいものです。

おやすみやす

2009年04月09日

お腹は空くのですがあまり量が食べられません。すぐお腹がいっぱいになって張るんです。痩せてるけどお腹だけが出ています(かっこ悪!! )。
昔は昼ごはんといえば中華や揚げ物など油っこいものばかり。焼き飯にラーメンなんて平気で平らげていました。卵どんぶりと肉うどんでも当たり前。それが今や出前をとるといえばうどんか、そばのみで大丈夫。つけてもご飯半分。それなのに腹が出る、腹が出る、あ~腹が出る。なんでや? (年でしょ。気いつけや。腹ん中、脂肪だらけやで。真っ黒ちゃうか「どうせ腹黒いですから」やね)気をつけるにこしたことはありません。腹八分目を心がけましょう。
でも食べるのは嫌いではありません、というか好きです。いやしいのでしょう。祖母が帰省のたび
「努、腹減ってへんか?」といつも食べ物を勧めてくれたのを思い出します。彼女は戦時中、女手一つで4人の子どもを育て苦労しています。食べられるときに食べておかなければという気持ちが強いのかなと思ったことがありました。
私も学生時代一時父親の病気が因で仕送りをええかっこして断り。バイト代だけで生活したことがあり、ひもじい思いをしました。その反動かかせぐようになったとき食べることに一番お金を使った覚えがあります。服とかそういうのはどうでもよかったように記憶しています。(人の苦労話ほどおもろないもんはないしやめときや「はい!! その通りやね」)
今でも身の回りのものにはこだわりませんね。いつも着ているスーツなんて「ええもん安いのがイズミヤ~」がほとんどです。いや靴下、下着などほとんどがそう。3足、3枚1000円がほとんど。ええとこビブレくらいかなあ。まああまりいいものはガラじゃないし、中身に相応というところでしょう。あまりええもん身に付けていると、それに気いを使うようになるのがいややしね。清潔であればいいでしょう。
それなり思いはありますけどね。ズボンの折り目がないのは嫌とか、膝ぼっこんは絶対嫌とかね。(要するに気難しいねんな「そう思っていただいてけっこうです」)
「今日は何書こう」と思って書き始めましたが、つまらぬことをつらつらと綴ってしまいました。
ここのところ忙しくパタパタしています。「貧乏ひまなし」ですけどね。「稼ぐに追いつく貧乏なし」とも言いますが、俺はいつも追いつかれている気がします。気のせい?かな。

宇宙に飛躍

2009年04月08日

国際宇宙ステーション、「きぼう」に日本人の若田光一さんが長期滞在するんですね。よくあんな狭い空間にいられるものです。閉所恐怖症、高所恐怖症、アルコール中毒(うそです。)の私には絶対無理ですね。きっと強靭な精神力をお持ちなんでしょう。がんばっていただきたいものです(あなたもがんばりや「はい!!」)。
今ちょうどその模様を中継していますが、時速28000㌔で地球の周りを回っているそうです。なんともはや、想像もできない速さです。宇宙にいながらにして、日本のテレビ局とつながって話をしています。どうすればそんなことができるんでしょう。私のような非科学的な凡人の理解の外です。
宇宙で活躍する日本人。かっこいいですね。宇宙でなくとも日本や世界で活躍する人材がゼミからも出てくれればうれしいです。いや、活躍しなくてもいいです、しっかり自分の人生を生きていける力を身につけてほしいものです。

心して

2009年04月07日

昨日はすみません、「俺なりの美学」とかえらそうな、バカなことを言って。我が子の入学を祝う気持ちはどなたも同じ。それをそれぞれの形で表すのは個々のやり方があって然り、個人の自由です。
話まったく変わって、パートのMさんと車の話に。お互い同じ年式の車に、7年乗っています。
「つぶれるまで乗りますよ」
「俺もそのつもりですよ」としゃべってて『つぶれる』にひっかかりました。
「関西以外で『つぶれる』言うたら笑われますよ」
「何でですのん」
「『つぶれる』って言うたら車にすごい圧力がかかって文字通り車がぺしゃんこになることです」
「あ、そうか。そやねえ」
言葉はおもしろいです。ふだん何気なく、当然のごとく使っている言葉が他人には通じないこともあり得ます。反面おもしろいだけでなく怖くもあります。自分の思っている真意が伝わらないばかりか、誤解されてしまうこともあります。過去に生徒を傷つけてしまった(たぶん)苦い思いがあります。出してしまった言葉は戻せません、取り返しがつきません。心して発するようにしなければいけません。
では、また。

俺なりの美学

2009年04月06日

京都市内の小学校で入学式があったようですね。お父さんとお母さんにはさまれてピカピカの一年生がうれしくて跳ねずにはいられないというような調子で歩いていました。微笑ましくて心の中で
「君の人生に幸あれ」とつぶやきました。実家のアルバムに入学式当日朝、居心地悪そうに写っている坊ちゃん刈りの自分がいるのを思い出しました。
京大でも間もなくそれがあるようです。初めて学外でやるそうです。その理由たるや親の出席が多く学内施設では収まらないからですって。我が母校立命館も数年前から大阪ドームで入学式を挙行。私が通っていたころの野暮ったいイメージ脱却を図るマスコミ狙いのパフォーマンスと思っていたのですが、これも同じ理由からでしょうか。
でもどうなんでしょう。大学生にもなって入学式に親がくっついてこなくてもいいのではと思うのは俺だけでしょうか。俺は少なくともごめんだな。中学生にもなれば親の参観出席なんて断固粉砕、拒否してませんでした? かっこ悪うてしゃあないですよ。絶対嫌やね。
まあ、京大や阪大など難関校に受かった我が子の晴れ姿を見たいという気持ちもわからん訳ではありません。親としては誇らしいですよね。 " We are proud of our children. " なんでしょう。でも、やっぱり俺の美学(おっ、かっこええやん)ではやはりそんな自分は嫌やな。照れくそうてしゃあないやん。
まあ、ええか。人のことはほっといてくれって言われます。
ともかく新しい環境で生活を始めるみなさんに祝福と応援の気持ちを送らせてもらいます。がんばれ!!!! みなさん。

春休みなどであちこちへ行った生徒や講師からお土産をいただきました。お心遣い感謝しながらやすみます。ありがとうございます。

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花見走り

2009年04月05日

長く走ろうと思い出発。どうせなら桜の名所を巡ろうと鴨川を南下。
哲学の道へ向かうべく進路を東へ。すごい人の数です。その間を縫って走りますが、さすがに哲学の道は走れず、いっぽん西の通りを南下します。歩く人や車、自転車などの邪魔にならぬよう遠慮がちに走ります。ときにあまりにも我が物顔で歩道を占拠しつつ歩く人には正直むっとすることも(はいはい。相変わらず気短やな。謙虚になりや「はい。心します」)。
永観堂、南禅寺を経て平安神宮大鳥居をくぐり西走。御所を突っ切って、府庁中庭の枝垂れを拝見して二条城へ。その前にせせらぎがもどったという堀川の流れを見ました。が・・・・・・・・野田知佑さんが見たら怒らずに呆れるでしょう。
丸太町へ出てさらに西へ。
「西の桜の雄、嵐山まで行こうかな」と思いましたが、すでに1時間40分が経過。さすがに無謀を感じ、妙心寺を抜け立命館大学の衣笠キャンパス方面へ。昔の私の通学路です。雀荘や定食屋がありよく行った商店街を通ります。経済学部や経営学部のBKC(びわこ草津キャンパス)への移転で学生数が減り、往時のにぎわいはありません。さびしいな……。嵐電を下りて竜安寺へ向かう観光客がそぞろ歩きです。
足首が痛くなってきました。あまり経験のない部位(あんた食肉か?)の痛みです。
「そろそろ切り上げねばやばいな」と思いつつ金閣を経由して西大路へ出ます。大徳寺を横目に北大路を通って鴨川へ再び戻り、ゴール。よく走りました。24㌔くらいですね。帰って靴下を脱ぐと、中指の爪で傷つけたのか人指し指から出血していました。ちょっと驚きました(流血するまで走るなや「だね」)。
こうやって書いていると、京都という地に住む幸せを感じますね。日本各地は言うに及ばず、世界からも多くの人が訪れるすてきな町にいるんです。名所、旧跡を好きなときに走ってでも訪ねることができるんですからね(走って回るのはあんたくらいやで)
「腹減ったな。弁当買って賀茂川でビールでも飲むか。で本でも読もう」いい考えが浮かびました。シャワーを浴びて実行。ところが弁当の選択が失敗。けっしてぜいたくを言ったり、したりするつもりはありませんが残念!! フライもんの弁当は年寄りには禁物です。残したらもったいないので全部食べました。

おとなしくしてればいいのにチャリンコでふ~らふら。いろんなものを目にしました。
コブシです。どなたかの詩に北国に春を告げる花として歌われていましたね。となりはテッセンみたいですが季節が違いますよね。花びらも5枚だし。なんだろ。

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セキレイとマガモです。カモは渡り鳥のじゃなかったですかね。なぜか鴨川には年中います。

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最後は昼の月と飛行機雲。なんてことないけどただのにぎやかしです。

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今日も好きなことをさせてもらいました。ありがとうございます。明日からまた1週間真面目にやらせていただきます。

花みつる

2009年04月04日

せっかく京都を訪れた観光客の方には生憎の雨でしたね。
朝まだ小降りのうちに走っていると道を聞かれます。

「ちょっといいですか。宝が池へ行きたいんですが、こっちの方向でいいのですか」
「遠いし、地下鉄に乗った方がいいですよ。北山駅が近いですから」

「上賀茂神社へはこの道でいいんですか」
「いえ、反対です。この道を真っすぐ行って二つ目の信号を左に曲がって道なりに進んでください。でも20~25分くらいかかりますよ」聞かれる、尋ねられる。走っていると暇そうに見えるのかな? 確かに時間があるから走っているんですが……聞きやすい顔してんのかな(それはないで。あんた、ひげ面やしぱっと見いこわいしな「そうかなあ、俺こわい?」ん、ぜったいこわい)。今日は4人に尋ねられました。

逆の立場になることもあるので、できるだけ丁寧に教えてさしあげるようにしています。いつぞや久々訪れた釧路を走っていて道を訪ねた折、親切に教えてくださったおじさんが別れ際に
「兄さん、気をつけていきなよお」と優しい一言。
「ありがとうございます」と答えつつ、温かくなりました。同じ日すれちがったおばあさんが
「いやあ、兄さん走ってんのかあ。がんばるねえ。気をつけなよ」と励ましてくれ、とってもうれしくなりました。

ほんの小さな言葉ですが相手をいい気持ちにさせることができます。以来私も一言付け加えるように心がけています。
「よいご旅行を」
「楽しい一日を」外国人なら
“ Have a nice trip ! ”とかね。もっとも走っていて、「はあはあ、ぜいぜい」言っているときはその余裕がなく、粋な言葉を返せないこともよくありますが。

ゼミで片づけ仕事。年度初めはいっぱいやることがあります。古い教材や段ボール、反故紙などを頼んでおいた古紙回収のお兄ちゃんに持って行ってもらいすっきり。
このお兄ちゃん前にも引き取ってもらったんですが、とっても感じのいい子(失礼)で頼もうと思ってたんです。
塾も同じでしょう。居心地がいいとか、先生の感じがいいとか、そういうささやかなことで選ばれるのかもしれません。心がけましょう、せいぜい。いや今も、昔もそうしているつもりではありますが、やはり自分の中にあまいところがあるのかもしれません。

雑事を終えて帰路に。(今年から土曜日は通常の授業をなくしました)
「せっかくはよ帰れるし、雨もやんだし植物園のライトアップを見に行こ」とチャリンコで向かいました。入園料200円(安 !!!! )です。
「これやったら仮にしょうものうてもええな」と考えつつ入園。正門正面に赤いチューリップ。ライトに浮かびあがります。
「おっ、なかなかええやん」幻想的な光景が開けます。雨の後のせいか人影は少なし、寒し。息が白いですね。手も冷てえや。

では電照に映える桜などを愛でながらやすみましょうかね。
サクラ、ボケ、ユキヤナギ、チューリップなどなどの花が満開でした。
ご覧くださいませ。

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今、過去、未来

2009年04月03日

新年度が始まって1週間。生徒もでしょうが、こちらもまだなじみません。いつ誰が来るのかもまだ頭に入っていませんね。
世間も一斉に新年度。大学の多くは入学式を終えたようです。街を歩いていてもそれらしき学生さんがいっぱいいます。初々しいですね。思えば30年以上も前、私も青雲の志を抱いて(ないか)入洛しました。(このパソコンあほですわ。『じゅらく』と入れても、よお変換しいひん)
修学旅行でこの地を訪れ、その魅惑の虜となり大学も京都ばかりを受けました(ウソです。東京も受けました。でも学費が一番安かった立命が第一志望ではありました。確か当時日本の私立大でいちばん安かったんちゃうかなあ。年額12万円くらいやったと記憶していますが、ちゃうかもしれません)。実力以上の大学だったので、受かるはずではなかったのに合格してしまい、以来京都在住です。合格の報告に高校へ行ったら、先生方が驚いていました。
伊丹に11年、釧路に7年、京都は34年にもなります。善きにつけ悪しきにつけ、それぞれにそれぞれの思い出があります。長いだけに京都はどこへ行ってもそれがあります。
「あ、ここはあのときこんなで、あんなことがあったな」
「ここで食事したあの人は今頃どうしているかな」
「ここは昔よく来たな。あのころとあまり変わってないな」等など、さまざまな思いが去来します。昔を懐かしむのは年をとった証拠。過去に浸らず、今を、未来を見つめて生きましょう。

あらまほしきは先達

2009年04月02日

御池通りの「路上駐輪場」が好評のようです。そりゃそうでしょう。あれば便利です。絶対使います。移動手段としての自転車はすぐれもの。でも中心部は置くところがないんです。以前映画を見に行ったときに困って、悪いのを承知で路駐(ごめんなさい)。
環境にもやさしいし、便利な乗り物、自転車をもっと活用できるように行政の施策に期待したいものです。多少のお代がかかっても心おきなく自転車を止めたいですからね。ちなみに最初の1時間は無料で2時間まで100円。その後1時間ごとに50円増しだそうです。けっして高くないですよね。みなさん利用しましょう。

日本酒『美少年』をつくる酒造会社があの事故米転売の三笠フーズから裏金を受け取っていたんですね。残念です。辛口すっきり、のど越しさわやかなお酒(主観です)で、『土佐鶴』や『司牡丹』など好みの日本酒が、入った店になくてこれがあると頼んでいました。事故米で酒造ってたんやろか。けっこう有名で売れてる酒を造ってんねやったら、ちゃんとしてえさ、ねえ。

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ゼミ新入生の3年生に先輩の6年生が、いろいろとゼミのルールを教えてくれています。ありがたいことです。こちらがやるべきをやってくれて助かります。「少しのことにも先達はあらまほしきこと事なり」ですね(ちょっとちゃうかな)。
旧知の子たちで息もぴったり仲良しにっこり写真です

シロバナタンポポ

2009年04月01日

朝、鴨川を走っていて久々にシロバナタンポポを目にしました。ゼミへ行く途中にカメラに収めました。生憎の風雨で下手な写真がさらにまずくなりました。小さな春を愛でてやって下さい。(左がそれです。右は普通のセイヨウタンポポです。説明いりませんね。見たらわかります)

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写真で思い出しましたが読売新聞社刊行の『こころの風景2009』を買いました。ブックオフでなく新刊なので1980円と高かったのですが、中身はすばらしい写真が満載。その地を訪ねてみたい誘惑に駆られます。写真に封じ込まれた一瞬の美、息をのむような美しさに目を見張る、そんな景色に出逢ってみたいですね。

走る方は3月も最低基準を果たしましたが、本がいけません。5冊です。3か月累計でも、18冊と不振です。数をこなすだけの読書ではいけませんが、今少しがんばりましょう。
最近はよくテレビをつけるようになったのが一因でしょう。テレビは手軽に速く情報を入手できますが、際限なく見ていると時間を奪います。走るにせよ、読むにせよ時間のかかる趣味。テレビを見る時間を減らしましょう。

帰路小さな交差点で一旦停止。双方それなんですが、交差する側から来たのが塾帰りと思しき中学生くらいの2人組。私がゆずって向こうを通します。すると2人ともこちらを向いて、ぺこりと会釈。思わず俺も深く会釈を返しました。自転車の危険、無礼さが言われる昨今、若い人の傍若無人が強調される最近。すがすがしい思いに包まれました。ほんのささいなことですが、気持よくやすめそうです。