恩送り
2009年02月26日
久々のお日様。走ることができました。暖かく汗もけっこうかきました。鴨川を北上して御園橋と西賀茂橋の間で向こうから犬を散歩させているご婦人がいます。ずーっと私のほうを見ています。
「ん、なに。俺男前? ふふ」とバカなことは考える余裕はありません。走っているとしんどいもんね(じゃ、走ってなけりゃ考えるの? 「あんた細かいな。ま、ええか」)すれ違いざまにふと見ると中3のK君のお母様でした。
「おはようございます」だけしか言わず、失礼いたしました。長く生きていると必然知り合いがふえます。いろんなところで、偶然いろいろな知り合いと出くわすことも多いです。下手なことはできません(え、なんか下手なことしてるの「いや、別にそんなことはないよ」あ、そう。ならいいけど)。いつも品行方正、公明正大(ちょっとちゃうか)、理路整然(これもちゃうな)、謹厳実直(ちゃうな)を心がけましょう。
『井上ひさしと141人の仲間たちの作文教室』を終えました。単なる作文の書き方にとどまらず、氏のお人柄が偲べる佳作でした。(私のようなものがえらそうにいう資格はありませんが)
その中に「恩送り」という言葉が紹介されています。
「『恩送り』というのは、誰かから受けた恩を、直接その人に返すのではなく、別の人に送る。その送られた人がさらに別の人に渡す。そうして、「恩」が世の中をぐるぐるぐるぐる回っていく。そういうものなのですね。」原文のまま引用させていただきました。いい言葉ですよね。「情けは人のためならず」に相通ずるものがあります。常にそう意識してやってきたつもりです。そう考えつつ今後もやっていきましょう。