新成人のみなさん、おめでとう

2009年01月12日

軽トラを運転しながら
「なんや今日はえらいきれいな着物着た若い女の人が多いなあ」と思いました。はたと気づきました。成人式です。しかも自分も20歳。バイトに追われ完全に忘れてました。まあどちらにしても生活費をかせぐに必死でしたから、出席する余裕、つもりはありませんでした。
「みんなきれいなカッコして、楽しそうにしてるのに、俺だけなんで……」と恵まれない自分の境遇を嘆く気は、まったくありませんでした(ひねくれとんな)。30年以上も前の話になります。

新成人のみなさんにはおめでとうございます、を申し上げます。きっとそれぞれに大人になって思うこともあるでしょう。今のその思いを大切に生きていってくださいね。なかなか思うようにならないこともいっぱいあります。いや、その方が多いでしょう。でもいいでしょう。若いうちは失敗もして、辛いめや苦しいめにもあっても、やり直せばいいですから。俺の年ではやり直しはきかないかもしれませんが、それでもやるだけはやろうと思ってます(ほんまにやりや)。

二女が成人しました。右が娘です。左は彼女の友人でもあり、私の教え子でもあるMさん。二人ともすてきな大人になりました。いい笑顔です。若いということはそれだけで美かな。

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20歳になれば、おおっぴらにアルコールが飲めます。あまり飲みすぎないように度をわきまえましょう(あんたに言われとうないな)。酒といえば、レスリングの伊調姉妹が某キリンビールの広告にお父上とともに出演していますよね。あれいいですね。おやじと娘が酒を酌み交わす。もちろん息子とおやじでもいいんです。俺できなかったしなあ。
「早(はよ)、ようなって努といっぱいやらなあかんなあ」がんで余命いくばくもないという告知を俺と母親だけが聞いていたころおやじがもらした言葉です。
「そやなあ」と答えつつ、涙があふれるのを気取られまいと、病院の屋上へあがりました。
悔いてもやり直せなこともあります。やれるときにやりたいことをやるのも大切でしょう。やってあげられることもね。