お年玉

2009年01月05日

年始最初の授業。お年玉の話題で盛り上がります。私も大学生まではもらっていましたね。親戚が多いのでかなりいただきました。記憶だと13万円もらったときもあったような……その代わり自分が、16人いるいとこの頭。仕事についた後は小さないとこ連中や母親、ばあちゃんにお年玉をあげるのに毎年10~15万くらいを用意しました。おじ、おばに返せない分、少しでも返さなきゃいけないと思ってね。ばあちゃん泣いて喜んでくれた。俺もうれしかった。かなり無理しました。(ええかっこしいやしな、あんた「ですね」)ばあちゃんも母も亡くなり、疎遠になりました。みんな元気かな。
正月の小旅行で年老いたじいじ、ばあば(「じじい、ばばあ」ではありませんよ)を連れた家族をよく目にしました。
「みんな、えらいな。親孝行やな」と感じました。おやじは退職目前にガンで入院。一度は職場復帰したものの、再発。あえなくこの世を去りました。一生懸命働いてきて、これからちょっとゆっくり楽しみながら生きられるかなと考えていたでしょう、きっと。思えば気の毒ですね。ゆっくり俺と酒を酌み交わすこともなく死にました。いろいろ俺に言いたいこともあったんちゃうかな……。俺も大人どうしで話をしたかったな。こわいおやじやったし、居心地はよくないと想像できますがね。
母親もおやじの死後しばらくはがんばってやってましたが、出勤時に事故に遭いました。その後入退院を繰り返し、親不孝な長男に悶々としながらベッドに横たわっていたのでしょう。二人とももう少し生きていれば、俺も真似ごとくらいはできたのかなあと思います。
「親孝行したいときには親はなし」まさしくそのことわざを地で行ってますね。なんか今日は暗い話になってしまいました。すみません。ことさら何かがあったわけでもないんです。ただこの話になってから、つい後悔が先に立ち、親を思いました。口応えしたり、ろくな息子でなかったなとね。
みなさまもいろいろな境遇で生きていらっしゃるでしょう。死んで花実が咲くものか、生きていればこその幸せを感じつつ毎日を過ごしましょう。