布石

2008年12月16日

先週から中3生の保護者の方と面談を始めています。成績にも志望校にもなんの問題もなく、すんなり話が終わる人もいます。

逆に私学専願にもかかわらずその基準に足りず、苦しい思いをすることもあります。たった1ポイントのことでも数字は厳密です。

今日はその両方、両極端がありました。どの子に対する思いも同じです。それだけにかなわなかった生徒には悲しく、辛く、断腸の思いがわきます。かなった方にはガッツポーズが自然に出ます。

私たちとしてはできうる限りのことを精一杯やらせてもらってきたつもりです。でも結果としてうまくいかなかったら、私の失敗です。

「もう少しうまく動機づけをして、やる気を出させることができたのでは・・・・・・」とか
「あのとき妥協せずもっと厳しくしてやればよかったのかなあ」とか思います。生徒に
「悔いを残さないように」なんて言ってるくせに後悔している自分がいます。けっして手を抜いたつもりはありませんが、成果が出なければ手を抜いたのも同然でしょう。全員が満足できるようにするのが我々の役目。一人でも不本意な子がいれば、その責の重さを背負います。

みんながみな、思う通りの学校へ行ってくれるのが私たちの何よりの喜びです。いつもそれを思いながらやっています。かなう年もあれば、かなわぬ年もあります。毎年かなえることが私の夢です。

この後まだ本番があります。今年の受験生には最後のがんばりを期待しましょう。そして私も生徒諸君も後悔しないように今から中2への働きかけを始めましょう。