三連勤、ありがたや
2008年11月23日
勤労感謝の日。毎年この時期は定期テストと重なるので、働けることに感謝しつつ働かせてもらってます。世間は3連休、私は3連勤です。
これは本音で(そりゃ休みの方がいいんですが)仕事があるということに感謝してます。帰って見たテレビ番組ではフリーターや非正規雇用の厳しい現実を目の当たりにしました。働きたくても働けない現実が、今この豊かな(その状況が存在するのが豊かなのかどうかわかりませんが)日本に、いつ首を切られるかを常に心配しながら日々を送る人がいます。私だって今は生徒が来てくれてなんとか食べていますが、それが続く保証はありませんしね。食べるためにはがんばるしかありません。
塾の先生というのは生徒さえ来てくれればある意味幸せですね。ものすごくやりがいがあります。今日もテスト前で西賀茂、原谷ともに対策補習。さて20人くらいかな、がやって来てそれぞれに一生懸命にやっていました。今日は授業形式ではなく自習。ともすると自分の手持無沙汰ががまんできなくなりそうで、が、が、がまんしました。
またテレビですが、カンボジアに学校を作ろうということで『行列のできる法律相談所』で絵を売ってお金を集めていました。なんでも1億7000万円が集まったとか。その額はどうでもいいんですが、かの国などでは勉強したくてもできない子どもたちがいっぱいいるようです。新校舎を前に、学べることに目を輝かせている子どもたちがいました。今、日本でそんな子たちがどれほどいるんでしょうか。ふつうに食べられて、生きられて、その上塾にも通わせてもらって、それはこの上ない幸せですよね。にもかかわらず、文句をいう輩もいます。
カンボジアの子らの、学べる喜びを体現する体の動き、純粋な瞳をみていると、年のせいだけではなく、自然涙が出ました。生きることが難しい世の中になっているのかなあ、たぶんそうでしょうね。っていうか生きることは堪忍だし、大変なこととは思いますが、生きるからには、生きなければならないのでしょうね。なんか、ようわからんようになってきました。
学ぶ、知識を身につけられるというのは至上の喜びだと思うんです。まあ俺もそんなに勉強は得意じゃなかったけど、嫌いじゃなかったな。新しいことを知るのは楽しかったですね。高校へ入って自分の力を超えた数学や物理にはちょっと(いや、だいぶ)参りましたけどねえ。
京都市内はたいへんな混雑でしたね。といっても北大路、西大路近辺しか知りませんが。大徳寺のところが駐車待ちの車で動かず、わき道へそれ、堀川を上がれば御薗橋の渋滞につかまりそうになり、わき道を通り、金閣寺の近くではどこへも逃げようがなく、渋滞の人になりました。世間の好、不況にかかわらず、京都の秋は盛んです。
では、またね。