晴走雨読
2008年10月23日
今日は雨で走れなかったので、昼まで読書。読みかけの『神様がくれた指』佐藤多佳子さんを読み終えました。スリと女装占い師が登場する小説です。おもしろかったです。で、次に取り掛かったのが村松友視("視"はホントは"示"に"見")さんの『奇天烈な店』。単なる食の随筆かと思いきや、とある店の主とその客が織り成す不思議世界の展開です。料理の薀蓄も出てきますが、それのみにとどまらぬ絶妙の間合いでの会話に引き込まれます。なんとも珍味を見つけました。いい本にめぐり合えたときってうれしくなりますよね。ブックオフでなぜか私の目に飛び込んできました。本をよく読むようになると、本のほうから「私を読んで」と語りかけてくる気がします。そうして手にした本は「はずれ」が少ないんです。
先日手に入れた本たちです。まだ一度も出遭ったことのない作家さんの作品がいくつか含まれています。ページをめくるのが楽しくなるようなものばかりだといいんですが。期待しましょう。
今日は北海道から届いたジャガイモを入手。昔の畑友達(これについてはまた後日詳しくお伝えします。「別にいらんか」)が毎年この時期になると北海道のYMCAから購入するのを一箱分けてもらいます。
これがホクホクとっても美味。ぬれ新聞で包んでさらにアルミホイルで包み、炭火の中に突っ込んで焼いて、塩のみで食す(あ、バターもいいな)。これ最高、、、です。もし近々バーベキューのご予定がおありの方は新じゃがを買ってきてやってみてください。まずかったら全責任を私が引き受けません。イモ類は苦手ですがじゃがいもと、小芋のからあげ、塩で食う。これはいけます。後者は手間がかかるんですよね。行きつけ(最近ご無沙汰ですが)のMUSEさんのそれは大変美味です。北区へおいでの際はお声かけください。ご案内させていただきます。
今日はひさびさにしっかり雨が降りましたね。まだけっこう雨音が聞こえています。降ればいろいろとめんどうで降らないことを望みますが、それは一面的な考え。雨を待ち望んでいる人もきっといることでしょう。私の趣味は外中心(でもないか。読書は内だ)。走れなければ本を読む。本がなければぼーっとする。あれをしなければ、これも片づけなければと思うからいけないんでしょう。「やまない雨はない」という表現を昔の中3の国語の教科書で読みました。そう降る雨は止むし、晴れた空からはいつか雨も落ちてきます。われわれ人間の日々の営みとは別のところで自然はその営みを続けます。私たち人間もあまりくよくよ、あくせくせずに日々を送りましょうかね。
昨日言った方言に対する言及はまたの機会にさせていただいて、今日はやすませていただきます。すみません間もなく2時になっちゃいます。