人生はかくもおもしろきかな
2008年09月16日
今日から中3のI君がゼミに復活です。彼は2年途中で訳あってやめました。ものすごく残念だった思いがあったのです。(妹さんはずっと来てくれているのですが)
先日花への水やりのところへお母様が車で通りかかられ、もう一度来たいと言っているという話をうかがいました。普通ならこの時期お断りすることの方が多いのですが、よく知っている子だし、「あいつなら大丈夫」と思ったので再入塾ということになりました。
やめた子がまた来てくれるというのは、俺としてはかなりうれしいことですね。一番うれしいですね。過去にも何人かはいましたが、そう多くはありません。他塾へ行って再び戻ってくれることもあったし、どこにもいかぬまま自分でやっていて、また戻って来てくれたり・・・・・・いずれにせよまた来てくれるということは、なにかどこかでうちを認めてくれたというからでしょう。なにはともあれうれしいことです。またいっしょにがんばりましょう。
今手元に三浦哲郎の『忍ぶ川』があります。先日くだんのブックオフで買いました。なぜかというと俵万智さんが『りんごの涙』の中で絶賛していたからです。本が本を呼びます。そう、すばらしい出逢いをうんでくれます。さて、その本を紐解こうとパラパラやっていると、なにやら栞が舞い落ちます。ふと拾い見ると横浜は丸善ブックメイツの銘が。この本が俺の手に渡るまでどんな人生(本だから「本生」か)を歩んできたんでしょうかね。出逢いって不思議ですよね。いつ、どこで、誰と、どんなふうに出逢うかは誰もわかりません。そう、だからこそ人の生はおもしろくもあり、悲しくもあり、楽しくもあり、予測できないものでもあるのでしょう。