兼好法師

2008年09月15日

あいにくの小雨模様でしたが、コスモスやすすき、早い秋の兆しに出逢おうと(がらに似合わず粋なこと言うやないですか、あんた。「確かにがらではありませんが、自然の風物を愛でるのは好きです」)京北、美山方面へ出かけました。天気のせいかずいぶん涼しく、この間までの暑さがうそのようでしたね。車外に出て雨にあたると肌寒いくらいでした。
美山ではかやぶき民家の集落を訪れました。稲穂が色づき、そばの花が咲き、コスモスなどがそれに色を添えていました。
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せっかく美山まで来たのでその地元、美山のそば粉で作ったそばをいただきました。こしはありましたね。香りはちょっともの足りなかったけれど、おいしかったです。今少し待てば畑の白い花が実になり、ひかれて新そばになり、風味豊かなそれを味わえたのかもしれませんね。
稲穂がたわわに実っていました。刈りとりをすませたたんぼも目に入りました。実る田んぼをしっかり守る案山子の姿がユーモラス。むかし畑を借りて作物を作っていた時、イノシシやサル、カラスなどのトリに作物をやられた人がかなり激しく怒っているのを見て、相槌を打ちながらも
「まあ、そないに言わんでもええやん、楽しみでやってんねやし」と思いましたが、やはり丹念に、手間ひまかけて育てた野菜が収穫を前にさらわれるのは悔しいですよね。電流が流れる鉄線やネットで自衛している畑、田が目立ちました。一生懸命育てたやつ(生徒)がその後おいしく人の口に入ってくれる(その子なりに自分の人生を歩んでくれる)のを目にするのはうれしいことです。いつもそれが気持ちのどこかにあるからこそこの仕事をずっと(なんと25年)できているんでしょうか・・・。。。??? 自分でもよくわかりません。(畑は忙しくなってできず、今はやってません。いつかまたやりたいことの一つです。)
ところで一番の目当て、美山のコスモスが見つかりませんでした。どこにあるんでしょうか。誰か教えてけろっしす(山形弁ですかね)。まあ時期が早かったのでまた出かけましょう。
ネットでも調べたのですが、手がかりのかけらは見つけましたが、確証のないまま出かけました。
「まあなんとかなるやろ」と思いつつね。ところがあきまへんでした。やはりもう少し綿密にいかなあきませんね。誰かに訊いたらいいのにとも思いつつ、けっきょくわからぬまま帰路につき、苦し紛れに亀岡でコスモスの名所に立ち寄りました。
何事もなめたらいかんぜよ(土佐弁、ですね)。
『少しのことにも先達はあらまほしきことなり』
では最後コスモスと茅葺の屋根です。
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