秋風
2008年09月11日
花に水をやっているとなにやら小動物の動く気配。目をやるとカマちゃんです。昨日も同じ辺りにいたので、彼(彼女?)は24時間そこにいたのでしょう。その間うまくえさにありつけたのでしょうか。捕食のためとはいえ、気長なことです。短気な私には絶対無理ですね、真似をするのは。でもずっとそこにいたということはカマちゃんの仕事はうまくいったんでしょう。でなきゃとっくに移動してますよね。
同じ小動物ですが、蜘蛛が怠惰だという話をどこかで読みました。いかがでしょう、ほんとに怠惰でしょうか。待つだけの「やつ」を見ているとそう思うのも止む無しですが、「やつ」は待つ前にクモの巣(定置網?)を張るというたいへんな労苦を強いられているんですよね(強いられてはいないか。生きるための辛苦か)。我々ヒトも同じ。エサを得るにはそれなりの努力があってこそ、それが得られます。ヒトも同じく生きるための努力を日々重ねているんでしょう。(なんか今日あなた重いね。なんかあったん? 「いえ、何もござんせん。ちょっと人生を考えてみただけですわ。んなことないか。普通ですよ」)
午前中走ったときはけっこう暑くて汗だくでしたが、夜授業後帰るときはかなり涼しかったですね。20℃を切るくらいじゃないでしょうか。風がすっかり秋ですね。ゼミの風鈴が心地よい音色を奏でていました。
「くろがねの秋の風鈴鳴りにけり」 飯田蛇笏