北を思います
2008年07月25日
暑い日々が続いています。ホントに暑いですね。夏は暑いものと思いこもうとしても、そう割り切れないくらいの「熱さ」です。京都のそれは格別です。京都で学生生活を送ることになり、ある人にそれを告げると
「夏は暑いし、冬は寒いしたいへんやで」と言われたことが思い出されます。エアコンはもちろん、扇風機さえない部屋で数年を過ごしたのが今となっては信じられません。先輩からもらうまでは冷蔵庫もテレビ(もちろん白黒です)もなかったなあ・・・(のちにその冷蔵庫はコードから火を噴き、テレビはいつしか見られなくなりました)
私の育った釧路では夏も暑くありませんでした。夏休み中の朝稽古に行くときは上着をはおって通った記憶があります。その暑くない夏が終わると短い秋です。あっという間の秋が訪れ、過ぎ去ります。
今、渡辺淳一さんの古い随筆『北国通信』を読んでいます。その中にこんな一節があります。「本州の秋は、冬へのつなぎにすぎないが。、北国の秋は、空も大地も一変する、暗く長い雪の生活への前触れである。(原文のまま)」と。そう、だから北国の人が思う夏への気持ちはきっと私たちのそれとは根本的に違うのでしょう。(と、綴りつつ、エアコンを消した室内は暑くなってきました。汗が滲み出てきました)
漫画家はた万次郎さんの『うっしーとの日々』からこっち、北海道づいています。年を取って感傷的になっているのでしょうか。北の地が懐かしく思い出されます。
突然ですが特ダネ(?)です。ヒグラシの姿をデジカメにとらえました。声はすれども姿をなかなか見せてくれないやつらですが、見事に(??? 全然みごとじゃないね、ピント合ってないよ)フレームの中に。
まあ私一人盛り上がってますが、別にどうってことはないんですがね。とりあえずその姿をご覧あれ。昆虫を気持ち悪がる人も多いのですが、絶妙な造形の美と思いませんか。美しいですよね。
さてやすむとしましょうか。ちょっと短めの夏期講習第1週をほぼ終えて、少しほっこりしてます。