Merry Christmas
2007年12月24日
今日はクリスマスイブ。ゼミでは中3生の講習開始。まあ初日でもあり、これからの大変な講習に耐えられる(?)ように、激励の意味をこめてケーキを差し入れ。みんなおいしそうに食べていました。
クリスマスといって思い出すのは、子どものころ、どういう経緯か牛乳配達を手伝ったんです。伊丹に住んでいたころだから、小5までのはず。その年齢でなぜかアルバイトをしたのです。豊かではなかったけど、俺が働かねばならぬ事情はないはずですが・・・で、その時報酬にもらったのが当時流行りかけていた(?)アイスクリームでできたクリスマスのデコレーションケーキ。それを目の前にしたときのうれしさは今の何にたとえられるでしょうかねえ。発砲スチロールの入れ物に入っていましたが、開けた瞬間光り輝いていました、ケーキが。
昔話は年寄りの始まり。でもやはり懐かしいものは懐かしい。ものはなくてけっして豊かではなかったけれど、どこか気持ちが、心が豊かだったような気もします。コンビニなんてもちろんないし、母親が夕飯の支度をしてて醤油がないことに気がつくと
「ツトム、ちょっとお隣行って醤油借りてきて」
「ん、わかった」
「おばちゃん、うち醤油ないねんて、貸してて、お母ちゃんが言うてた」
「そうか、わかった。これ持ってき」
「ありがとう」
あたりまえにかわされていた会話です。今は塩や砂糖がきれて隣から借りるという発想はないですよね。相互扶助。難しい言葉でいえばそうなるんでしょうが、それがごくあたりまえになされていた世の中でした。
今は世間一般的には豊かになり、みんなそれなりに暮らしているようですが、実際のところはどうなんでしょう。二極化の進行、貧困の顕在化。社会はいっぱい問題を抱えているみたいですね。なんの問題もなく生きているようでありながら、憲法25条だかにうたわれている、社会権。保障されるべき「健康で、文化的で、最低限度の生活」を営む権利が保障されていない側面があるようです。
自分が雨露をしのげる場所にいられて、まずいのうまいのと贅沢を言いながらご飯が食べられる幸せを幸せと感じるだけにとどまらず、それすらかなえられない人たちがいることにも思いをはせなければいけないのでしょうね。ん~ん、いつになく、似合わない話になってきました。これ以上書くと薄っぺらな俺につっこまれます。この辺にしておきましょう。別につっこまれてもいっこうにかまわないのですが、ただ眠くなってきただけです。
では、みなさまおやすみなさい。平穏な眠りでありますように。